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37.THE WORST ORIGINAL ページ37

A
「有剣!もう気失ってるから離れてあげて」








小田島
「A!」









有剣は私を抱きしめた









小田島
「俺にお前を諦めろなんて無理だわ」









A
「有剣、私みんなを守りたくて嘘ついた、有剣が好きなのに鬼山にキスしてごめん」









小田島
「それは許せないわ〜」









そういうと有剣は私に優しくキスをした










小田島
「上書き」










有剣はニコっと微笑んだ











鬼山
「ふざけんなよ…おいA…お前…死にてえの…?わかった…」










すると鬼山はお父さんを無理やり連れて、銃を向けた









鬼山
「お前が裏切るなら…お前の大切にしてる奴ら全員殺す…」









A
「お父さん!!」









黒崎 君龍(父)
「A!来るな!君が小田島くんか頼むAを守ってくれ」









鬼山
「ふざけんな!」









[ バンッ!!! ]









耳が痛くなるほどの大きな銃声が工場に響き渡った









お父さんは床にバタンと倒れ込んだ










こっちに銃を向けている鬼山を良樹が蹴り、鬼山は倒された









私はお父さんの元まで駆け寄って、叫んだ









A
「お父さん!嫌だ…」









黒崎 君龍(父)
「A…私は安心してるよ…Aの周りにはいい奴が沢山いるな…素敵な子じゃないか…小田島くん」










A
「やだ、お父さん…私を置いていかないで!お母さんお父さんを連れていかないで…私、このままだと後悔しか残らない…お願い死なないでお父さん…!」










黒崎 君龍(父)
「最後に頼みがある」










そう言ってお父さんは私に何かの鍵を渡した











A
「これ、何?」








黒崎 君龍(父)
「これは…お父さんの書斎にある机の鍵だ…何かあった時のために…残してあったものがある…家に行けば私の部下がいるから聞くといい…A、強く生きなさい…」








そう言い残し、お父さんは微笑んだ










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作者名:haRu.s2 | 作成日時:2023年6月5日 2時

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