40話 心音が熱 ページ40
「僕が掃除するよ」
そう言ったのは燭台切様だった
燭台切様を見つめたら
伽羅ちゃんを直してくれたのに
まだお礼の一つも出来てないから
お風呂掃除がお礼になるかは
わからないけど
させて欲しいな、僕に
優しく微笑んだ燭台切様
神様にお掃除させるなんて
巫女の生まれ変わりとして
させられない
いえ、お礼なんてお気になさらず
お掃除は自分でします
にっこり笑えば、それはダメ！と
反対される
私は目をぱちぱちさせる
僕に何かさせて？
桔梗ちゃんの力に僕もなりたいんだ
ダメかな？
近寄って来た燭台切様
そんな綺麗な笑顔で見つめられたら
ダメなんて言えない
「よ、よろしく、お願いします…//」
「うん！」
「(燭台切様の笑顔は反則です…)」
「大将、熱か？
顔が赤いぜ？」
「っ…！？
や、薬研…！？」
「うお！？
大将、熱あんじゃねぇのか？」
「ね、熱なんてない！
薬研、私は大丈夫だから！
そ、その…あの、離れて…//」
驚いた、薬研が額をくっつけるから
燭台切様の笑顔と言い
薬研の天然？のようか行動
私の心臓の鼓動が早くなって
いつか、破裂するんじゃないかなって
くらいに大きくなって
どうしようもない
ただえさえ、免疫がないのに
こんなたくさんの綺麗な顔に囲まれて
生活するって考えると
耐えられるのかな、私の心臓
自分の胸に手を置きいろいろ考える
自然とため息が出た
桔梗、胸が痛いの？
髭切さんが顔を覗き込んでくる
至近距離にあるその顔
遊ばれてるのではないかと錯覚するくらい
みな、距離が近い
私は目を覚まさなければ良かったと思った
い、痛くありません！
その、近いです…//
そう言えば
でも、近い方が桔梗の可愛い顔
よく見えるし
顔、真っ赤になって林檎みたいだね
美味しいそうだね
髭切さんの言葉に、さらに真っ赤になり
両頬を手で包み込んだ
本当に、私いつか死ぬかも知れない…
お母さん、永遠の眠りは
近いかも知れませんね
「桔梗？」
「もう…//
見ないでください！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 326人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三三七拍子 - 源氏兄弟の名前のくだり、もうほんっと大好きです！ (2019年6月26日 10時) (
レス) id: fda3082ed3 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - オリジナルフラグ外せば違反にならないから、今のうちに外してしまおう？ (2019年1月12日 16時) (レス) id: 9e58c80ee2 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい、違反です。ルールくらい確認しましょう (2019年1月12日 16時) (レス) id: a2860cc4ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ベスくん | 作成日時：2019年1月12日 16時
