五十一話 ページ6
とうとうこの日が来てしまった……
宗「A!なにをしているのかね!早くこの服に着替えるんだよ!」
「宗先輩…いやです!こんな露出が多い服私着れません!」
泉「ちょっとぉ?俺は着たんだから早くアンタも着替えなよねぇ?」
「うぅ……」
私は絶賛駄々捏ね中です。だって恥ずかしいんだもん。足は流石に生足だと風邪をひくのでストッキングを履かせていただくが、やはり露出が多すぎる。
もう少し私がスタイルに自信があったらキレるんだろうけど……
嵐「Aちゃん(ボソ」
「んえ?」
嵐「これを着たら泉ちゃんがAちゃんを女として見てくれるかもしれないわよ?(ボソ」
「は!」
嵐「そしたら、貴方の恋は一歩前進よ(ボソ」
「わ、わかった!」
そして私は着替え始めた。しかし、いざ来てみるとやはり恥ずかしくて皆んなの前に出るのをすこし戸惑ってしまう。
宗「さぁ!A早く出るのだよ!」
「うぅ…はい」
ガチャ
「ど、どうですか?」
嵐「あら!とても可愛いわよ!」
宗「流石Aだ!とても愛らしい!」
泉「んまぁ…似合ってるんじゃない?」
三者三様な反応で、少し勢いを感じた。
着替えて早々制服に戻りたいと感じながらも泉先輩の元に向かった。
「泉先輩行きましょ!」
泉「ちょ!引っ張らないでよねぇ!」
「あ、すみません」
焦りすぎて、普段自分が取らないような行動をしてしまっている。
少し気分が下がっていると誰かに腕を引っ張られて胸板へと吸い込まれる感覚が襲った。
声にならない悲鳴が上がりそうになったがなんとか抑えて上を向くと綺麗なアクアブルーの瞳と目があった。
「へ?い、泉先輩?」
泉先輩との体が密着していて、私の鼓動は前より断然に早くなっていた。
泉「その服装可愛い、見惚れちゃうぐらいにねぇ」
そう耳元で囁いた。その言葉に私は固まってしまった。
泉「早くいくよぉ〜」
そして私達は部屋を出た。
その日はただただ楽しいクリスマスだった。
学園のイルミネーションを見たり、他のユニットのライブを見たりなど楽しかった。
しかし寒さで冬を感じるとだんだん泉先輩が卒業する春も近づいてくる。それを思うと寂しくて仕方なかった。
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匿名 - 話の内容はすごく素敵でした!ただ、気になった点は、そろそろって言うところにだんだんと使っているところです。作者様のところの方言かーって思って見ていましたが、そろそろのところにだんだんってあると違和感しかなくて・・・。 (5月3日 8時) (レス) @page22 id: 00e14cefe2 (このIDを非表示/違反報告)
MS.HB(プロフ) - 冬雪さん» ありがとうございます!りょうかいです!! (2022年1月7日 10時) (レス) id: 581b6a2e50 (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - 素晴らしかったです、、、できれば嫉妬も見たいなぁ、なんて、、🙇♀️ (2022年1月7日 1時) (レス) @page13 id: 251399e8df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MS.HB | 作者ホームページ:ある訳ないじゃないですかーもぉー(きも)
作成日時:2021年12月17日 21時