24話 『元帥』 ページ10
1つの光が現れた。それは巨人化の光だ。
だが、おかしいここで巨人化できるのはライナー、アニ、ピーク、アルミンの4人。
まだ巨人化していないアルミンがここでしたら敵味方諸共熱風で死んでしまう。
あのアルミンがそんな安易に行動に移すとは考えられない。
じゃあ、誰が巨人化したのだろうか…
(まさか、ファルコ……？でも、最初の巨人化は！)
考えが的中した。巨人化したのはファルコで、自我がない。
｢ファルコ！理性を失わないで！冷静になるのよ！｣
ファルコの目の前にいた兵士が空に飛んだ。
その手にはランチャーがある。
あれで船底を攻撃するつもりなのだろう。
(せっかくみんなで守ったものが！)
ここで撃たなきゃみんなの覚悟が無駄になる。そう思い引き金を撃った。同時にガビも持っていた鉄砲を撃ちそれは見事に肩に的中してランチャーは軌道を変えて船の横に落ちた。
そのまま兵士は海へと落下していった。
(ガビ…！！)
汽笛が鳴る。出航準備が出来たのだろう。
謎が残ったままファルコを引き出すためにファルコがいた場所に移動したら…
｢！！！ファルコ！ピーク！｣
ファルコの元に着くとピークの首元に噛み付くファルコがいた。ピークも抵抗しているが理性のない巨人の力には勝てないのかファルコが優位なことには変わりない。
｢ピーク！ファルコを抑えて！｣
急いで駆け寄り項を切り裂きファルコが出す。初めての巨人のせいかぐったりと疲れ切っている。
｢ありがとう、ファルコ…｣
港はもうすっかり静まり返っていた。ライナー、アニ、ピークを回収して船へと向かう。
波止場にはオニャンコポンが降りてきていて、マガト元帥がファルコを預ける。
｢マガト元帥…？｣
マ｢しん狩りを務める！｣
｢何を言ってるんですか！？貴方が死ねば誰がマーレを……｣
マ｢お前だ｣
｢え…？｣
マ｢A・ルストン。お前を次のマーレ軍元帥に任命する。マーレを繁栄に導け。｣
｢無理です！私なんかが！｣
マ｢幼い頃からお前はマーレの勝利に貢献してきた。
充分の功績だ。
これからの世の中で叶うかは分からないが、
幸せになれ。｣
その後オニャンコポンに押さえられて私は船内に入れられた。
私は柄になく泣きじゃくっていた。
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はーぶ(プロフ) - 氷食症さん» コメントありがとうございます！番外編もいっぱい出して行けたらなと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2月3日 10時) (
レス) id: 14766c8d0d (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - コメント失礼します！ライナー好きなので読んでいてとても幸せな気持ちになりました、これからも楽しみにしています！ (2月3日 4時) (レス) @page37 id: 8897ca796f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MS.HB | 作成日時：2024年1月11日 6時
