22話 『出発』 ページ5
ジャンと話した後、みんなの様子を見に行くともうみんな寝ていた。
ジャ「は！見ろよコニーの顔。ヨダレ垂らして、これから世界救うやつの顔には見えないな。」
「色々あって疲れたのよきっと。
ガビも大きないびきかいて…」
ガビの額を撫でるとガビは笑顔になった。
こんな寝てる間の子も起きてる時はマーレに忠誠を誓った訓練兵。
訓練兵の制度を作ったのも軍、そう考えるとカビやファルコの幸せを奪ってる気がして仕方なかった。
ジャ「お、少しシチュー余ってるな。Aさっき食ってなかっただろ？
食欲あるなら食え。」
「ありがとう、そうさせてもらうわね。」
少し冷めたシチューを一口、口に含む。冷めていてもなんだかそれは暖かく感じて目尻が暖かくなる。
ジャンはそれを静かに見たのちに、何も言わずにコニーの横に移動して就寝した。
私以外誰も起きていないことに少し背徳感を感じた。
ライナーの横に移動すると、ジャンが言っていた通りライナーには殴られたあとがあった。
(昔からライナーは殴られてばっかりね…)
ライナーは昔よくポルコと喧嘩をしていた。その度にライナーは負けていて、その後泣きべそをかいていた。
ポルコはマルセルに促されてその場から離れ私とベルトルトでよくライナーを慰めていた。
でも、今のライナーは殴られたくらいで泣かない。
私や誰かに縋りつかない。
(いつの間にか、大人になってたんだね。
てか、最近は私がライナーに慰められてばっかだな…)
ライナーの横に寝そべり静かに近寄る。寝ているため背中に腕は回してはくれないができるだけライナーの体温を感じたくピタリと近寄る。
朝起きてたら多分離れているだろうなと少し残念に思いながらも私はようやく眠りについた。
ガ「A、起きて！」
｢んぅ………ガビ、おはよう。ジャンから聞いたよ？ライナーを守ってくれたんだってね？ありがとう｣
ガ｢ううん！A地ならし絶対に止めようね…｣
｢そうね｣
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はーぶ(プロフ) - 氷食症さん» コメントありがとうございます！番外編もいっぱい出して行けたらなと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2月3日 10時) (
レス) id: 14766c8d0d (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - コメント失礼します！ライナー好きなので読んでいてとても幸せな気持ちになりました、これからも楽しみにしています！ (2月3日 4時) (レス) @page37 id: 8897ca796f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MS.HB | 作成日時：2024年1月11日 6時
