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12年前
｢お父様、何処に行くの…？｣
父｢未来のお前の相棒になるやつを見に行くんだ。｣
｢あいぼう…？お友達ってこと？｣
父｢はは！そうなるといいな。｣
6歳の私はお父様に手を引かれてリベリオ収容区を歩いていた。
腕章をつけてない私達をエルディア人達は恐れた目で見ていた。
しばらくすると大きな広場で私と同い年ぐらいの子達が重そうな荷物を持って走っているのが見えた。
｢お父様、あの子達は何してるの？｣
父｢将来、九つの巨人を継承するために訓練をしているんだ。｣
「九つの巨人…ザースさんの鎧の巨人のやつ…？」
父「あぁ。この中には鎧の巨人の継承者がいるんだ。有力候補は…あそこのポルコ・ガリアードだったかな。」
「………あの子は…？」
父「ん？あぁ、あの子は確かライナー・ブラウンと言ったかな。今回の訓練生では1番成績が低かったはずだ。でも、マーレへの忠誠心はどの子よりも強い。」
私は何故かドベのライナーに目を奪われた。集団の最後尾の子とはだいぶ距離があって、この訓練は最後になるのが決まっているようなものだった。
なのにライナーは諦めず、重い荷物を持って走り続けていた。
(我慢強いんだな…)
それが第一印象。
ザー「これはこれは。ルストン殿ではないですか！A様も御一緒で！」
父「あぁ！君の継承者と娘は将来ビジネスパートナーになるからな。」
ザー「はは！ご最も！
あぁ、そういえば元帥殿がお呼びでしたよ？」
父「元帥殿が…？わかった。A、お前はう少しここにいるか？」
「うん！」
お父様達がそこから去ると丁度訓練生達は休憩に入ったらしく、広場からは居なくなっていた。
たった1人を残して。
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はーぶ(プロフ) - 氷食症さん» コメントありがとうございます！番外編もいっぱい出して行けたらなと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2月3日 10時) (
レス) id: 14766c8d0d (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - コメント失礼します！ライナー好きなので読んでいてとても幸せな気持ちになりました、これからも楽しみにしています！ (2月3日 4時) (レス) @page37 id: 8897ca796f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MS.HB | 作成日時：2024年1月11日 6時
