21話 『似た者』 ページ4
アニたちの言い争いも終わったところで、ハンジさんがお玉で鍋をカンカンと鳴らした。
ハ「はいはい。さぁ、シチューができたよ。食べよう！」
その言葉でみんなの空気は一瞬だけ和み盛られたシチューを盛り始めた。
「ごめんなさい…シチューこぼしてたのね…」
ハ「いいよ、Aのお陰で2人は戦わなかっしね。」
「でも……ごめんなさい。私、ご飯はいらないは食欲がないの…」
私はそう言ってみんなとはピークを挟んで反対側にある草の中に移動した。
皆が話し合いを再会している中、私は謎の頭痛がした。
(アニたちにはああいったけど、私は今すぐにでもイェーガーを殺したい。
ベルトルト、コルト、ポルコやリベリオの皆を、殺したい全ての元凶はあいつ。)
イェーガーに事情があることを理解しているがそれでも許せなかった。私の大切の人をたくさん殺し、ライナーを追い詰めた。それがどうしても許せなかった。
でも、自分で言ってるから分かっている。ここでエルディア陣営と戦ってもいい結果にならないことぐらい。
(もう何も考えたくない。)
しばらくの間俯いていると誰かが横にくる。
「ジャン…？」
ジャ「よぉ、さっきは悪かったな。間接的とは言え、お前のことも巻き込んだな。」
「大丈夫だよ。ジャンの言う通りだもん。」
ジャ「それに…ライナーも殴ちまった。」
「ライナーを？」
ジャ「あぁ、色々あってな。」
「それに関しては私は何も言えないわ。ライナーとジャンの間の問題でしょ？」
ジャ「あぁ。でも、やっぱりアイツらも大切なやつが居たからあんなことしたんだって、わかってるけどよ…」
「ふふ、私とジャン似てるかもね。」
ジャ「どういうことだ？」
「私も何度もエレン・イェーガーを殺したいと思ったわ。
だけど、イェーガーにも大切な人がいてその人のために戦っているって。わかってるの。
でも、この憎悪は消えない。
ジャンの言う通り、私達が巨人を送り困らなければ私は大切な人を失うことは無かったし地ならしも起こらなかった…
自業自得よね…」
ジャ「お前はさそこまで思い詰めなくていいと思うぞ。
エレンから聞いた、お前はエルディア人にも普通に接してくれるってな。
親が軍の偉いやつってのもな。色々複雑な事情があったんだろ？
お前の話聞いてもお前を憎むやつはいねーよ。」
「ジャン、ありがとう。そう言われると自信ついてきたよ。
絶対にイェーガーを止めよう。」
ジャ「おう」
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はーぶ(プロフ) - 氷食症さん» コメントありがとうございます！番外編もいっぱい出して行けたらなと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2月3日 10時) (
レス) id: 14766c8d0d (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - コメント失礼します！ライナー好きなので読んでいてとても幸せな気持ちになりました、これからも楽しみにしています！ (2月3日 4時) (レス) @page37 id: 8897ca796f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MS.HB | 作成日時：2024年1月11日 6時
