続き ページ28
そして3年後、私達は船の中にいる。
ライナーが隣でアルミンが読上げるエルディア国女王のヒストリアさんの手紙を聞いている。
「この人が壁内でライナーが惚れ込んだ人ね…」
ラ「A………」
ジャ「は！尻に敷かれてるなライナー。」
ピ「ジャンは頭の毛が気がかりで仕方ないみたいね。誰に見せるつもり？」
ジャ「歴史の教科書を読む女学生に」
ラ「馬の図鑑と間違えてないか？」
「ちょっとライナー。」
ジャ「お前の寿命が伸びで残念だよライナー。」
静かにライナー達が言い争っているとアニが部屋に入ってきた。
アニ「パラディ島が見えてきたよ。
アルミン。本当に上手くいくと思う？
壁を破壊して、島を裏切って。
エルディア国民が崇めるエレンを殺した連中が和平交渉の連合国大使を務めるなんて」
「アニは心配し過ぎだよ。
沈めるならもっと海のど真ん中とか助からない場所でやるでしょ？」
ラ「あぁ、まだふねが浮いてるとはな。」
ジャ「あの馬鹿野郎が押付けた世界の英雄の役がこれだ。
何長生きして欲しいだよ。」
コニ「なんだアニ。今更生きて帰れるつもりで船に乗ったのかよ。」
アニ「まさか、でもあんた達だってはなから自ら死しに来たわけじゃないんでしょ？」
アル「また、こうして地獄に向かっていることが答えさ。
調査兵団は夢見がちで諦めの悪い連中だから。」
アルミンのその言葉にアニは「私は憲兵だけど」と小さな呟きを出した。
その言葉にアルミンは反応せず話を進める。
アル「とりあえず、まだ殺されないさ。
パラディ島のみんなは知りたいはずだから。
僕たちの物語を。
散々殺しあったもの同士が、どうしてパラディ島に現れ。
平和を訴えるのか。
僕たちが見てきた物語。
その全てを話そう。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はーぶ(プロフ) - 氷食症さん» コメントありがとうございます！番外編もいっぱい出して行けたらなと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2月3日 10時) (
レス) id: 14766c8d0d (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - コメント失礼します！ライナー好きなので読んでいてとても幸せな気持ちになりました、これからも楽しみにしています！ (2月3日 4時) (レス) @page37 id: 8897ca796f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MS.HB | 作成日時：2024年1月11日 6時
