続き ページ16
アル｢ハンジさん…｣
ハ｢アルミン・アルレルト。君を15代調査兵団団長に任命する。
調査兵団団長に求められる資質は理解することを諦めない姿勢にある。
君以上の適任はいない。
みんなを頼んだよ。｣
ハンジさんがアルミンに意志を引き継がせるその姿は数時間前に失ったマガトさんを思い出させた。
(私も、アルミンも今自分の国の命運をかけられている…)
まだ、納得出来ていないアルミンの肩に手を置く。
「アルミン、ハンジさんの決心を無駄にしちゃダメだよ。
お互い、任された以上ハンジさんやマガトさんの意思に答えなきゃ行けない。
私達は前に進まなきゃいけない。」
その言葉でアルミンは決心が着いたのかハンジさんに「任せてください。」といった。その瞬間ハンジさんは安心した顔で背を向けた。
ハンジさんは場面にそぐわない明るい声で仲間達に別れを告げていく。もう、誰も止めることは出来ない。
そんな間にもハンジさんは家の屋根を伝って巨人の大群に向かっていく。
アルミン達が止めに行ったが、ハンジさんは進み続けている。
｢そんな……｣
ハンジさんが豆粒程の大きさになった。巨人がどんどんと倒れていく。
それだけでもハンジさんよ強さを物語っていた。
アズ2｢穴がふさがったぞ！燃料を入れろ！急げ！｣
その言葉に私は絶望を感じた。もう少しまでばハンジさんが来てくれる気がして、まだ諦めたくなくて。
その場から動けなくなっていると、ライナーに押し込まれて私は飛行艇の中に入れられた。ジャンが最後に乗り、何とか飛行艇が出発した。
窓から見ると燃えている人のようなものが見えた。
すぐにわかった。ハンジさんだ。
あれがハンジさんの最後。
飛行艇の中はみんなの泣き声でいっぱいだった。
数日しか一緒にいなかった私も彼女の性格には惹かれていた。
きっとみんなから慕われていたのだろう。
(ハンジさん、ありがとう。絶対にあなたの死は無駄にしない…！)
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はーぶ(プロフ) - 氷食症さん» コメントありがとうございます！番外編もいっぱい出して行けたらなと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2月3日 10時) (
レス) id: 14766c8d0d (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - コメント失礼します！ライナー好きなので読んでいてとても幸せな気持ちになりました、これからも楽しみにしています！ (2月3日 4時) (レス) @page37 id: 8897ca796f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MS.HB | 作成日時：2024年1月11日 6時
