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何度も叫んだ恩人の名を。だがその返事の代わりに爆破音が私の耳に響いた。
みんなが悲痛な顔になっている。
｢もう、失わないって言ったのに……！！
私は弱いままだ……｣
そう呟くとピークが怒ったような顔で私を見た。
ピ｢A。さっきも言ったよね、マガトさんは貴方に生かす価値があるから貴方を生かしたの。
あなたにしかできないことがあったから。
あの人が行ったことを悔やまないで。｣
｢ピーク……｣
ピ｢A、私達マーレ軍の光はあなたよ…｣
｢ごめんね…ピーク。マガトさんの思いは無駄にしない。｣
ピ｢それでこそAだよ｣
ピークは静かに私を抱きしめてくれた。
私も、静かに腕を回す。何故だか自信がわいてくる。
ハ｢追っ手も来てないようだし、これからの作戦について話をしよう。｣
アニたちに状況を話を説明するとアニは絶望しているようだった。
それもそのはず、アニはお父さんを助けるためにこの作戦に乗った。
殆どの確率でレベリオは壊滅したと聞いては父の生死も想像が着いてしまう。
アニの悲痛な叫びがその場にこだまする。
｢アニ、私もみんなももう誰とも戦いたくないわ。
だけど、これは私達が始めた事よ。私達が終わらせなきゃ行けない。
私はアニの気持ちを尊重するわ。次の港でアズマビトと降りてもいいわ。
今は体を休めましょう。｣
アニ｢わかった……｣
その場はそのまま解散した。
私はライナーを引き止めて部屋に招いた。
｢ライナー、傷は大丈夫？｣
ラ｢あぁ、何とか巨人の力で回復できた。Aは……｣
｢何とか大きな傷は無いよ｣
ラ｢良かった……｣
ライナーは安心したように私を抱きしめてくれた。人の暖かさに気が緩み体から力を抜けた。
｢マガトさんは…｣
ラ｢あぁ、言わなくていい。辛かったな…｣
｢うん。私が代わりになるなんて言わない。でも、マーレは私が守り抜く。貴方達もね…｣
ラ｢ありがとう。俺もお前を守り抜く…｣
｢今回は珍しく止めないんだね｣
ラ｢あぁ、止めてもお前は行っちまうからな｣
ライナーはハハっと笑って私を見つめた。その笑顔は久しぶりに見るもので、私にとっては癒しだった。
｢おやすみ、ライナー…｣
私はの意識はそこで落ちた。
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はーぶ(プロフ) - 氷食症さん» コメントありがとうございます！番外編もいっぱい出して行けたらなと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2月3日 10時) (
レス) id: 14766c8d0d (このIDを非表示/違反報告)
氷食症(プロフ) - コメント失礼します！ライナー好きなので読んでいてとても幸せな気持ちになりました、これからも楽しみにしています！ (2月3日 4時) (レス) @page37 id: 8897ca796f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MS.HB | 作成日時：2024年1月11日 6時
