三十一話 ページ34
はぁ、今日は泉先輩の誕生日。まぁつまりは昨日計画を立てていた誕生日パーティの決行日でもある。しかし昨日のあんずちゃんとの場面を見た私は大分グレーな気分。
(こんなんじゃ、パーティしても気が気じゃないよ…)
今日はお兄ちゃんには先に学校へ行くと伝えて、泉先輩とあんずちゃんに会うのを避けた。まぁ、あんずちゃんは同じクラスだから避けるのは難しいけど………
パーティにはレオ先輩が泉先輩のことを呼ぶように頼んだから、泉先輩に会う確率は少ないだろう。
「はぁ…自主練でもしとくかぁ」
私は教室に着き次第、体操着に着替え体育館へと向かった。
(あまり、汗かきたく無いからシュート練習だけにするかなぁ)
そして誰もいない体育館で私は一人ボールの弾む音と共に自主練を始めた。グランドでは陸上部が元気に走っている様子が見える。多分一年の光君が斑先輩に走り方を教えていただいてるのだろう。お兄ちゃんを含む二年生組は見当たらなかった。
キーンコーンカーンコーン
「あ、もう時間だ」
朝練終了時間の鐘が鳴り、私は制服に着替えて教室へと向かった。教室に着くと、スバル君が私の元へと駆け寄ってきて。
スバル「A！どこに居たの？カバンだけあったから心配で」
「あぁ、自主練しに行ってたの！ちょっと久しぶりにね！」
スバル「そういうことか！俺も誘ってくれればよかったのに！」
「ごめんごめんw次のときお願いw」
ほっぺを膨らませ「拗ねてます」という表情で私を見るスバル君。一度でもいいのでその頬プシューとやってみたいです。絶対モチモチなんだろうなぁ〜。
北斗「お前ら、段々先生が来る。自分の席に戻った方がいいだろう」
「はぁ〜い」
スバル「バイバイ〜A〜」
なんとか朝はあんずちゃんと話さないで済んだらしい。でも、こんなままでパーティをしていいのだろうか。
昼休み
「よし！飾りつけ終わったよ！」
嵐「こっちも、終わったわよぉ〜！」
凛月「そういえばAケーキは？」
「ふふふ〜！実はもう作ってあります！今は家庭科室で保存してるの！」
準備は順調に進んでいった。私も一度あのことを忘れて、今は兎に角泉先輩にこのパーティを楽しんでもらうことだけに専念した。
(パーティが上手くいきますように。)
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MS.HB(プロフ) - yafu0224さん» 初コメありがとうございます！そのように言ってもらえて私も嬉しい限りです！更新などが疎かになるかもしれませんが、よければこれからもこの作品を見てみてください！ (2021年12月6日 23時) (
レス) id: 581b6a2e50 (このIDを非表示/違反報告)
yafu0224(プロフ) - 初コメ失礼します！これ私が求めてたやつ！と思いました私ザ少女マンガ！みたいなのが好きでこの作品に出会えて本当に感謝しております…相手は推しの瀬名泉!憧れのキャラクターの双子の妹設定!全てに感動して読む度にキュンキュンしておりました… (2021年12月6日 21時) (レス) @page44 id: 388af69682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MS.HB | 作者ホームページ：ある訳ないじゃないですかーもぉー(きも)
作成日時：2021年10月8日 22時
