太宰さんの女癖が悪すぎるので仕返しをする所存である【太宰治】

仕返し２/脱字訂正 ページ3

皆さんごきげんよう、あのあと家に帰ってちょっと泣いたけど今は元気いっぱい
怒りいっぱいな花森Aです。


泣くのは仕方ないよね、こうみえて太宰のことは大好きなのである。何年も付き合ってるのに未だに恥ずかしくて名前で呼べないし、キスで精一杯なくらいには初々しさも失っていない(やることはしっかりやったけどね)。おまけに美少女ぞ？我、美少女(22)ぞ？？




「あの・・・Aさん、なにかあったんですか？」

「はうっ」

「はう？」




思わず職務中であることを忘れて誰かにバレたら恥ずかしさで花吹雪が暴走しそうなことを考えていたら推しが話しかけてきた(ラノベ)



「おはよう敦くん。あんたは今日も可愛いねえ」

「へっ？ちょっとAさんなでないでくださいよ！！」



この可愛い謎前髪の青年は中島敦。先ほども行ったように私の推しである。
可愛い見た目に反して孤児院で壮絶な過去を送ってきた敦くんは人から甘やかされることになれていないようで、こんな風に頭をなでてやるとものすごい反応を示す。一見子供扱いを嫌がっているようにみえて口元は若干うれしそうにほころぶのだ。それが可愛くて可愛くて・・・ここの男連中は生真面目とシスコンとジサツマニア。こんな素直な反応をしてくれるのは彼だけなのだ、推したくもなるでしょう？賢治？？あの子は・・・ちょっと素直すぎるかな()


「毎回僕をなでようとするの、いい加減やめてくださいよ・・・ところでAさん、いつもより元気ないですけどどうしたんですか？」


気を遣ってなのか、私の耳元に口を寄せ声を潜めて話す敦君。おまえが天使か(名言)こんなに可愛い子に心配をかけるなんて業が深すぎる。ちょっと寝不足だったんだ。私が答えようとした瞬間、忌まわしき男の声が聞こえた。



「ふたりともおはよう、今日も絶好の入水日和だね！ところでそんなに顔を近づけてどうしたんだい？」

「オイコラ太宰貴様今何時だと思っている！もうすぐ依頼人がくるんだぞ！」



いつも通りの太宰をみると、どの面さげて私に挨拶なんてしてくるのよ！なんて思えてくる。膨れ上がる怒りを感じたらしい敦君は早々に自分の席へ戻ってしまったし、国木田をあしらったこいつは私の元へ戻ってきてな心中がどうのと話し続けている。全く本当に腹立たしい、もうすぐ依頼人が来ると言えばわざとらしく悲しみながら席に戻るあいつをみて、徹底的にやってやると改めて決意をした。

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