☆太陽のような存在。(守沢千秋) ページ4
守沢先輩は
とても優しい、太陽のような存在の人。
私が落ちこんでいる時は、頭を撫でてくれたり、優しく抱きしめてくれるのだ。
そして頑張れ、と励ましてくれる。
励まされると前向きな気持ちになり、頑張ろうという気持ちになれるのだ。
だけど今だけは
「先輩」
お願いだから...
千「ん?どうしたどうした!」
「離してぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
暑いよ、流石に真夏だよ!レッスンした後に抱きしめられたら汗もすごいし...
「先輩、レッスン終わった後にくっつかないでくださいよ!他のみんなはもう支度して帰っちゃいましたよ!」
千「いや、Aがなんだか落ち込んでいるように見えてな!放っておけなくなってしまったのだ」
先輩は、まるでなんでも分かっているかのように私の頭を撫でる。
千「そうだなぁ...落ち込んでいる理由は、道具の用意し忘れだな!それに気付いてからAは、ずっと落ち込んでいるように見えたからな。」
そう...
必要だった道具を、レッスンの途中で用意してないことに気付いたのだ。プロデューサーなのに、気付けなかった私が悪い。
「レッスンの時間、道具を準備するのに少し減っちゃったじゃないですか。レッスン前に用意しておけば減らずに済んだのに...」
千「俺たちはだれも、Aが悪いなんて思ってないぞ。お前が毎日大変なことはみんな知っているし、それくらいで怒るような流星隊じゃない。
なぁ、A。」
「?」
千「たまには、周りに頼ってもいいんだ。」
そういえば、誰かに頼ることはあまり無く、一人でやらなきゃと考えていた。私は、気持ちがすっと軽くなった気がした。
先輩はまた、私の頭を撫でる。
「先輩、ありがとうございます」
千「大丈夫!誰にだって悩みたい時はある。一人で苦しい時は、たくさん頼ってたくさん助けてもらえばいい。」
そう言って微笑む守沢先輩は、本当に太陽のようだった。
本物のヒーローは、この人のことを言うのだと思う。
「先輩は、悩んでることとかあるんですか?」
千「あるけど秘密だ!」
あれ???
「え、さっきと言ってること違うじゃないですか!言ってくださいよ!」
千「秘密だ!!」
「先輩〜!!」
千(俺が毎回毎回お前の苦しみに気づいてやれるのはな、俺がお前に恋してるからなんだ。)
千(アイドルとプロデューサー、恋しちゃいけないなんてことわかっている。)
千(そんな悩み、本人に相談できるわけないだろう)
千(ずっと、話を聞いてくれる先輩でいさせてくれ。)
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じんぎすかん(プロフ) - Knights を護る騎士でいたかったさん» 作者のじんぎすかんです。ご指摘ありがとうございます!(*^^*) (2017年9月27日 19時) (レス) id: 80ffa28c00 (このIDを非表示/違反報告)
Knights を護る騎士でいたかった - オリジナル作品のタグをつけたままでいると違反の対象になり運営側に小説が消される可能性があるので外してくださいね〜! (2017年9月26日 20時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はまよう じんぎすかん ちゅんちゅん x他2人 | 作成日時:2017年9月25日 18時