鏡花ちゃんとデート 1 ページ21
私が行くと鏡花ちゃんは入り口にいた。
思わず走って抱きしめてしまった。今なら森さんの気持ちもわかる。
「どうしたの?」
鏡花ちゃんはそう聞いてきた。
「ちょっと癒し…」
私はそのまま5分抱きしめて「じゃ、行こっか」
私は敦くんと鏡花ちゃんのくるはずの繁華街にきてしまった。
ごめん!敦くん!イベント…私にやらせて!必ず探偵社に入れるから!
「どう?美味しい?」
私がまず最初にきたお店は湯豆腐の食べれるところ。
「ん。…なんであなたはこんなことをしてくれるの?」
…こんなことねぇ……まぁ、気になるよなぁ
「鏡花ちゃん。夜叉は、すき?」
そう言うと食べていた手を止まり、震えだした。
「夜叉は両親を殺したから…」
…殺したとは言え夜叉が殺したのかぁ
「私もね、母と父と兄…そして学校を壊したんだ。この手で」
そう言うと震えが止まり、鏡花ちゃんは私の方を見て目を見開いた。
そして、鏡花ちゃんは私のことを抱きしめてきた。
「どうしたの?いきなり…」
「あなたが壊れそう。だから…」
私がこわれそう?「私は35人殺した。…でも、あなたはもっと手にかけた…気がする。」
鏡花ちゃんは私のことを背中ぽんぽんしながらそう言った。
あぁ、だめだ。こんな小さな子に心配をかけちゃ…
「鏡花ちゃん、ありがと」
そういうと、離れて微笑んだ。
「姐様…紅葉姐様のこと、嫌わないであげてね。あの人は光に焦がれて闇から手を伸ばした。けどそのてをつかみそこねたの。だからどんなことがあっても嫌わないで。あの人は誰よりもあなたを思ってる。」
鏡花ちゃんは無言でうなづいた。
そうか。これが親子愛なのかもしれない。
鏡花ちゃんとは勿論、親子ではない…けど
愛おしい。
「さて、食べ終わったことだし、次のお店行くか!」
鏡花と私は手を繋いで行こうとすると
『あなたたちになにがわかるというの!』
『私は君のことを愛しているんだよ』
『僕は、君の兄さんだよ?覚えていないのも…仕方ないけどね…』
『終りし道の標…これは、私の存在をこの世から消して、何個かあるうちの未来の一番いい方にすり替える。だから再生と破壊…でもこれは必殺技みたいなものなのかぁ…ただ破壊するだけ再生するだけも可能ならこれつよすぎる…』
『手前のことは、大好きなんだよ!この気持ちに気づくなってずっと…制してた…なのに!」
今日のはいつもより長かった…でも新たにわかった事がある…
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作者名:ハッピー | 作成日時:2019年7月16日 22時