森鷗外は恋のキューピット ページ20
それにしても、幹部さまからのお誘いとは…なかなか良いですな
私がルンルン気分で森さんの部屋へ行った。
その理由は、中也と明日遊園地に行く…だからそのことを言えば休みにしてもらえると中也に言われ
今から、休みにしてもらうために行ってる。
私は中也の補佐だが、中也が休みでも私に仕事は回ってくる。
「もーりさん!」
っとドアを開くと…あ、そうだった…この人
ロリコンだったわ…
「エリスちゃーん!次この服着て?ね?ね?」
「いやよ!それよりAが来てるわよ!」
「そんなことより…ね?……A?」
そう言うといきなり雰囲気は、下がり私の方へ向き
「君はなにも見てない。そうだね?」
あー、織田作さんや、太宰さんのような言い訳…私言えないよ。
こんな空気が重い森さんの前で、よく言えたな。
「はい、見ておりません。」
そういうとニコッとして「今日はどうしたんだい?君がここにくるの珍しい」
確かに、始めの勧誘以来来てないかな…ここには
「明日、ちゅうや……中原幹部と遊園地に行くのでお休みをもらおうと思って…」
森さんside
ほう、中也くんと遊園地ねぇ。
昨日、ご褒美に遊園地のチケットをあげたが…この子と行くとは…
中也くんもやるようになったではないか…っと一人で笑いだしてしまったので
「リンタロウきもい!」
っとエリスちゃんに言われてしまった…。
確か、あそこの遊園地は夜すごいイルミネーションをやっていて
丘の上のハートのアーチの中に夜6時時に二人で座っていると
永遠に結ばれる…なんてものがあったはず。
「いいよ。休んでも、ただし一つ任務だ。」
私がそう言うと、驚いた顔をして…任務と言われるとホッとしていた。
うーん。私がお休みを出すのってそんなに珍しいかなぁ?
「楽しんでくること。お土産買うこと。6時に丘の上のアーチに座ることだよ。いいね?」
さて、二人はくっつくかなぁ?
昨日中也くんと話した時、アーチのこと言ったら知ってたみたいで顔を赤らめちゃってさぁ…
でも、中也くんも告白はできないよね…
いくら補佐という高い位置についても、幹部と付き合ってるなんて広まったら命の危険も高まる。
うーん。彼女もまた、茨の道を自ら選んで進みそうな子だ…
Aside
なんか、面白い任務もらってきちゃった。
今の時間は、9時50分…うん。
下に降ればちょうどぴったり…鏡花ちゃんちゃんと待っててくれたかな…
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作者名:ハッピー | 作成日時:2019年7月16日 22時