【妖怪学園Y】重度の猫好きがYSPクラブに入ると……？3【寺刃ジンペイ】

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ジンペイside

「Hey！Youの弱点、見え見えだぜ！」

【エグゼキュート】

「ワイルドアクト！！」

ワイルドボーイのワイルドアクトはマリオネットや、マリオネットと本を繋いでいた糸をちぎり、

マリオネットを前に倒した。

だが、即座に糸が生成され今の攻撃が無意味になった。

「Why？どうなってるんだ？」

なぜ糸が再生されたのか分からない。

そう言うと、

「これはただの糸では無いのだよ。この糸はこいつの妖力で作った特製の糸だ。切っても切ってもこいつの妖力で復元出来るのだよ。それに、切ってもこいつの妖力が減っていくだけなのだよ。」

と、敵は種明かしをしてきた。

「そんな……どうしたら……。」

と、マタロウは弱音を吐いた。

「では……こちらから行かせてもらうのだよ！！」

そう【マリオネット演者】が叫ぶと、本からまた小さなマリオネットが四体出された。

そのマリオネットはすごいスピードでワイルドボーイとクロックレディを攻撃し始めた。

だが、スピードだけが速く、力は強くなかったので跳ね除け、

ワイルドボーイは銃で始末し、

クロックレディはクロックリングで片付けた。

「脇役の無様があってこそ主役が引き立つのだよ。」

軽く倒されてしまったことを隠すための強がりか、

はたまた本当に思っていたのか。

「な、なんて酷い事を言うの。」

と、あまりにも脇役を見下すような発言をした敵に言ったクロックレディ。

「主役の大舞台はここからなのだよ！！」

と、敵が何か仕掛けてきそうだったので、

「そうはさせない！」

と、クロックレディはウォッチにコマンドメダルをセットした。

【エグゼキュート】

「タイムバインド」

クロックレディがタイムバインドを発動させた。

内部に居ると別に変わりがないが、

何となく外が速く見える。

クロックレディがミニクロックを作り出した。

ミニクロックはとてつもない速さで人形を回転させた。

何故回転させたのか謎だったが、

糸を絡めさせ、動けなくしたのだろう。

マリオネットは糸が切れたり絡まったりすると動けなくなるから。

そして、回転させ終わるとタイムバインドを解除した。

「ワイルドボーイ！今よ！」

「Thank you…。」

そして、俺は絡まって身動きの取れなくなったマリオネットのカプセルに向かってジャンプをした。

カプセルに弾を数発当て、カプセルが割れる。

そこからAを引っ張り出し、お姫様抱っこで抱え、着地した。

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