【wrwrd!】運命に導かれて来ました。2【軍パロ】 (ページ13)

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雪の日のココア。【kn】ページ13

あい「そ、そだけど……………でも、私このココアは嫌い。」

コ「えっ…」

あい「シッマと関係を持てたのは嬉しい。けど、同時に私の恋を否定されてる気分。」

コ「…どう言うことや……？」

あい「この不味さが。恋は蜜の味とか言うじゃん？初恋とかは甘酸っぱいいちごとか。私はこんなに不味いココアの味。このココアと同時に私の恋も、命も終わるんじゃないかって………」

コ「っ……!!」

私の手に握られていたココアの缶は

シッマの手によって奪われてしまった。

あい「…シッマ……？」

不思議に思い、シッマを見ると

彼は私の残りのココアを全て飲み干してしまった。

コ「ぱぁっ!!……不味い恋なんてすんなっ!!こ、今度……美味しい甘いジュース……買う、…やから…………そんな顔すんなや……」

彼とは最近任務の都合で疎遠になっていた。

だから今日は頗る心が踊る。

そんな彼の言葉、嬉しくない筈がない。

私は嬉しさで涙が溢れる。

コ「ななな、泣くなっ!!すまんて!!何か悪いことでも言うたか…?!あ、ココア全部飲んだけど、お前の命あるからな?!」

あい「…ぐずっ……そ、そんなんじゃないって……ほんっと、シッマは似合わないことすると笑える。」

するとシッマは少し機嫌が損ねたようで、

コ「……冗談やないで？俺は本気や。」

確かに彼はいつもの調子では言っていない。

本気…なんだ。

私は気づいたらシッマを抱きしめていた。

あい「…ほんっと、シッマって面白いのに、かっこいいんだから、ずるいわ。」

コ「…………好きや、あいみ。」

そう彼が私の耳元で囁く。

そんなことしたらもっと好きになるじゃん。

あい「………私…も。」

精一杯返事をする。

コ「って、あいみばり冷てぇ!!えと……とりあえず中入ろや!!」

あい「うん!!」

身体は冷たくても、

私のココロはポカポカです。