19.同士 ページ23
もう少し奥に進むとその野営地が見えた
帝)「着いたぜ。理鶯さーん!いますかー?」
「誰もいないみたいだけど……」
留守なんじゃない?と言おうと思ったが、背後に気配を感じバッとそちらを見たーーーそしたら
?)「帝統、あまり大声を出すな。それと貴殿は?」
そこには迷彩の軍服を着たデカい男が立っていた
帝)「あ、理鶯さん!お久しぶりっス!また飯食わせてくださいよ」
「あなたが理鶯さん?」
理)「うむ。小官は毒島メイソン理鶯という」
「私は東雲 Aと言います。よろしくお願いします」
ガタイやオーラと違い彼はとても優しいようだ
理)「こちらこそよろしく頼む。ところでなぜここへ?」
「あ、あの、えーと」
いざ、左馬刻に逢いに来たと言おうとするが詰まる
帝)「コイツは、碧棺左馬刻に会いに来たんですよ」
帝統が代弁してくれた。
ありがとう帝統!
理)「左馬刻に?……なるほど分かった。案内しよう。」
あれ、マジ優しくない?
「ありがとう!」
理)「ところで今から小官は食事の時間なのだが、食べていくか?」
ご飯まで出してくれると?なんて、優しいイケメンなんだ
「え、いいの?食べる」
ーーーー。
食材ってもしかして…
「理鶯?もしかして食材ってこのカラス?」
まな板の上には血抜きされたカラスが3羽乗っていた。
理)「そうだ。さっき狩ってきたから新鮮だぞ。その帰りに帝統が罠にかかっていて、それを切る貴殿を見かけた」
なるほど、あの気配は理鶯のだったのか。まぁ、ゲテモノは食べ慣れてるし、ジビエ料理でカラスは食べたことがあるからそこまで抵抗はない
「私も手伝っていい?」
理)「すまない。では羽をむしるのを手伝ってくれ」
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人間です - 面白い、好き、、、『甘い』ではなく『アハーンやウフーン』というところも (2020年12月6日 14時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星鳴 | 作成日時:2019年8月24日 17時