12.ホストとリーマン…… ページ16
それから色々話した。
独歩が寂雷の患者でやばいブラック企業で毎日残業のオンパレードということ。一二三は女性恐怖症を克服するためにホストになり、スーツを着ると別人になれること。
「そっかそっかー。この国は男性大変だもんね。」
独)「Aはどんな職業なんだ?」
ファ!?こっちに回ってきたー
「あーえーと…言っちゃっていいかな?」
私は寂雷に聞いてみた。もし私が軍人ってことを言いふらされるとまずいことになる。
寂)「彼らは口が堅いから大丈夫さ。それにこれからも仲良くしていくのなら隠し事はしない方がいいと思う」
ですよねー
「オホン…えーとね、私ドイツの軍人なの」
独・一二)「軍人?…………え、まじで!」
見事なハモリ、さすが親友
「シーっ!声が大きい。まぁ、昔の日本みたいに今も武力によって国を守るように言われてるの」
一二)「カッケー」
独)「すごいな」
二人ともポカーンとしている
寂)「うふふ、そうだね。まだ若いのに」
「まぁ、キャリアが長いからね」
またそれから色々話した。一二三は少しは慣れたみたいで怯えなくなった。
独)「それじゃぁ先生とAありがとうございました」
一二)「先生、Aまたねー」
私と寂雷は2人と別れ駐車場へと向かった。
寂)「Aさん、これからどうするんだい?」
「ん?駅まで送ってくれたらそこからは帰るよ?」
寂)「そうじゃなくて、飴村君や左馬刻君には会わなくていいのかい?」
「左馬刻」その名前を聞いた瞬間、心臓がキュッと締め付けられた。
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人間です - 面白い、好き、、、『甘い』ではなく『アハーンやウフーン』というところも (2020年12月6日 14時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星鳴 | 作成日時:2019年8月24日 17時