【あんスタ】人形劇の合間に【valkyrie】 (ページ11)

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第9幕ページ11

気づいたら体が動いていた

氷鷹「何処に行くんだ!!

待ってくれ！先輩!!」

そんな北斗の声も聞こえなかった

『くろ、くろの、、、くろの、馬鹿ぁ!!』

久しぶりの大声だった

私はただただ怒っていた

舞台上に上がり

『A、参加、するっ』

司会者に叫んだ

「プロデュース科の槐Aさんが飛び入り参加っス!!」

会場が歓声に包まれる

取り敢えず

『君、邪魔。さよ、なら』

くろに吠えてた犬っころを蹴落とす

途端に舞台から消えた犬っころ

鬼龍「珍しいな

お前がそんなに怒るなんてよ」

『嘘つき、ペテン師、

ぶっ飛ばす。覚悟、しろ』

喧嘩はそこそこ強い自信はある

1発当たればワンチャンあるはずだ。私の一撃は重いから

手を抜いて勝てる相手ではない。確実に急所を狙う

暫く攻撃を続けると、隙が生まれる

『がら空き、舐めんな』

そう言いながら

鳩尾に1発入れる

鬼龍「ｸﾞ、、、」

流石にこれは痛かったようだ。

追い打ちを掛けようと喉仏を狙う

が、

鬼龍「やっぱり、そう来ると思ったぜ」((ニヤァ

『え、』

喉仏を押さえ込もうとした手を捕まれ、くろの方に引き寄せられる

そのままくろに抱き締められた

鬼龍「後輩に頼まれたんだよ、、、

でも、悪かったな。不安にさせて」

怒りで我を忘れてしまい、くろの言い分を聞いていなかった

それは私の落ち度だろう

『くろ、ごめん』

鬼龍「仲直りしようぜ」

そう言ってくろは私の頬に口付けた

明星「いい話だね☆」

氷鷹「主旨がだいぶずれているがな」

**

斎宮「A、鬼龍!!逃げるのだよ((こそっ」

舞台袖から宗が顔を出している

仕切りに逃げとと言いながら

斎宮「生徒会に嵌められている」

嗚呼、忌まわしい

鬼龍「ちっ、、、逃げるぞ」

そう言って私を姫抱きするくろ

『また、あいつら、、、ちっ』

嫌いな生徒会への苛立ちが隠せずに、柄にもなく舌打ちをした

今日のところは逃げるしかないが

『いつか、プチって、潰す、、、』

鬼龍「物騒だな。おい」