第5話 ページ7
『鬼がいて〜「は〜」刀をもって〜「は〜」人が死ぬ!「辞退させていただきます」待って待って』
鬼がいて刀持って人が死ぬぅ?!そんなブラック案件わかって受けるやつがあるか!!!
『ちゃんとサポートつけるから!ね?!せめて最後まで聞いてよ!?』
「やだ!そんなろくでもない世界に一般人放り込んだやつの話なんてろくでもないものに決まってる!!」
『ちゃんと聞いてくれないともう1回死なせて地獄に落とす!!』
「この人でなし!!!」
『神なのでノーカウント!!!』
「そぅお〜でしたねっ!!申し訳ありませぇぇえんでぇえしたっ!!!!」
仕方ないから大人しく聞いた
神様の話を要約するとこうだった
・元となる世界とは正反対の世界を作ること(いわばパラレルワールドを作ればいいそうだ)
・1つでも反対に出来ない事柄があればやり直しになること
・サポートはつける。菫色の石がそうらしい。石がサポート…?
・神様が毎年1つ、お願い事を聞いてくれる
・私がいた世界のことを分かるように話してはならない
・限界を感じたらやめてもいい
「いやいや聞いてましたけど最後のだけ意外でした。てっきりノルマ達成するまで終わらせんぞ〜的な仕事環境かと思ってました」
『いやまぁそうなんだけどね「おい」ただしこれ1回だけね』
神様曰く、「変わりなら他にもいるからね」らしい
「変わりは幾らでもいるんだてめぇなんか所詮捨て駒だ」というふうに聞こえてしまったのはただの神様不信だと思いたい
『はい、じゃあ質問はある?』
「はい。結局話の規模が大き過ぎて分からないんですけど作るってどうやるんですか?」
目的やら目標やらはわかった。ただ手段がわからん
まさか神話みたいに人間から作れ!なんてわけじゃないだろうし
『そうだねー…世界、と言うよりちょっと違うけど歴史を作る?って言った方がわかりやすいかな』
「はぁ…つまり偉業を成し遂げろと…?」
『そこまでじゃないけど話の規模を小さくして説明するならそんなもんかな』
よくわからんがちゃんと人の手に負える範疇らしい
『さてと!じゃあこれから旅立つ君に僕から最初のプレゼントをしよう!』
「わぁーなにかなー(棒)」
感情がこもってない返事をしながらプレゼントの内容を予想する
プレゼント(真剣)かプレゼント(笑)なやつかどっちかだな
私的には(笑)の方に賭ける
何が来るのやら…
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作者名:こはる | 作成日時:2020年12月16日 0時