第4話 ページ6
ぼーっと空を眺めているとコツンと何かがおでこにあたる
「いてっ」
その痛みの正体を探すとすぐそばに菫色のビーズのようなものが落ちていた
持ち上げて光に照らすと菫色の光が広がる
「なんだこれ…石…?」
え、どっから?
周りは木々で囲まれているが自分のそばには何も無い
だからさっきの痛みを感じるには地面でバウンドさせて当てるか空から降ってくるしかない
こんな固いもん土の上でバウンドするわけないし空からってこと?えぇ…見えなかったけどな?気付かなかっただけで鳥がいたとか?
そうお思い空を仰ぐとひらひらと何が落ちてきている
何あれ…
それは風にあおられることもなくすぐそばに落ちてくる
これは紙…かな?
持ち上げて見てみると文章が書かれていた
[その菫色の石は僕からのプレゼントだよ。必ずきみの力になってくれる
神様より]
へ〜神さんからのプレゼントなんだ〜!だから空から降ってくるんだ〜!納得ぅ〜!
「神様からの…」
、、、「神 様」からの?
(多分書くとしたらゴッドの方かな。それが一番僕に近いし)
書いたら「神」で、自分に一番近い…
そういえば何も話してないのに話が通じることがあったな
光る物体だったし(?)
空から落とされたし空から贈り物が届いてる…
スッと正座をして頭を下げる
「土下座で許してください神様!!!!」
すると神様からの笑い声が聞こえてくる
発生源は菫色の石からだった
『気にしてないよw新鮮で面白かったからねwでもまさか詐欺師呼ばわりまでされるとは思っていなかったよw』
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃい!!!!」
なぜ気づかない自分!!死んだ後だぞ?!それで光る物体っていったら神様しかいないだろが!!
地面にぐりぐりと頭を擦り付けて謝罪をする
「誠に申し訳ございませんでした」
『いいよ許すwもともと怒ってないしねw』
「さすが神様…!寛大なお心…!」
『はははっ!まぁ失礼した分働いてもらうからプラマイゼロさ』
前言撤回。さすが神様ずる賢い
『さてと!じゃあ仕事内容を伝えていこうかな!世界を作ってほしいってのは覚えてるかな?』
土下座を解きながら投げやりにはいと返事をする
『その世界が何かを教えてなかったよね。その世界はね…
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作者名:こはる | 作成日時:2020年12月16日 0時