息抜き短編集[nmmn] [bl]

雨　artr ページ2

学パロです。



tr視点


「…あろえ？」



大雨の中、あろえは正門の前でビショ濡れになりながら立っていた。



「……あ、たらこ。遅いじゃん。」



俺はそんな彼に傘を差し出し、ついでにタオルも手渡した。



「馬鹿なの？先帰ってていいよって言ったじゃん。」


「…うん、ごめん。心配かけて。」



今、雨に濡れたあろえの横顔がかっこいいな、とか、相合傘してるな、とか考えている自分は相当浮かれているのだろう。

なんとなく、自分の顔が赤くなっているような気がして、マフラーを引き上げた。



「……たらこ、そっち雨当たってる。」



「え？」



そう言ってあろえは俺を抱き寄せた。



「……っ!？あ、あろえ!?」



彼は、俺が傘を持つ右手にそっと自らの手を重ねて。



「綺麗な金髪が濡れちゃうじゃん。」



「……恥ずいから、あんまそういう事言わんで。」



「アハハ、俺も正直恥ずいわ。」



あろえはいつものように笑って、



「大好きだよ、たらこー。」



と言った。




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そんなある日の帰り道。

凍結のお話　gngt→←説明（追記）

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