No.3 ページ5
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ロ「もういっぺん言ってみろ」
ド「へぇ、僕たちとやるつもりかい？」
ハ「今すぐ出ていかないならね」
ドラコの挑発するような言葉に、その場にピリッとした空気が流れた。
貴「もう、何でこうなるのよ」
ド「A、こっちに来い。君がそっちにいる理由はない」
貴「はいはい」
ドラコはAの手を引いて自分の側に引き寄せた。
その独占欲の強さに呆れながらも、後のことを考えてAは素直に従った。
ド「出て行く気分じゃないな。君達もそうだろう？僕達、自分の食べ物は全部食べちゃったし、ここにはまだあるようだし」
貴「はぁ。ねぇドラコ、お菓子なら私たくさん持ってるから行きましょうよ」
ド「……分かった」
ドラコは、ついにAの自分を見つめる瑠璃色の瞳に折れた。
そして彼女の腰を抱きながらコンパートメントから出て行った。
.
.
汽車は小さな暗いプラットホームに停車した。
ド「さぁ、行くぞ」
貴「ええ」
汽車を降りると外は思いの外冷えていて、Aはブルっと身震いした。
ド「A、寒いのか？」
貴「まぁね。ありがとう、でも大丈夫よ。心配しないで」
ド「そうか、我慢するなよ」
貴「うん」
ハグ「イッチ年生！イッチ年生はこっち！」
ハグリッドの大声を聞いて、1年生は皆彼の元に集まった。
ハグ「さぁ、ついてこいよ！あとイッチ年生はいないかな？足元に気をつけろ。いいか！イッチ年生、ついてこい！」
ド「あんなヤツについていかなきゃいけないのか？」
貴「あら、ハグリッドは面白いじゃない？」
ド「本当、時々君の価値観には呆れてしまうよ」
黙々と険しくて狭い小道を歩き、視界が開けてホグワーツが見えた。
その神秘的な姿に、一斉に声が沸き起こる。
「「「「うぉーーっ！！」」」」
貴「とても綺麗ね……」
ハグ「4人ずつボートに乗って！」
ハグリッドは岸辺に繋がれた小舟を指差し、生徒達は全員乗りこんだ。
そして城の真下の暗いトンネルをくぐり、地下の船着き場へと到着する。
全員が降り立ち、巨大な樫の木の扉の前に集まると、ハグリッドはその大きな握り拳で城の扉を3回叩いた。
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輝夜*daiya*(プロフ) - 珠華姫さん» 下のコメントです。ミスりました。 (2019年12月21日 14時) (
レス) id: 835a5b7f2c (このIDを非表示/違反報告)
輝夜*daiya*(プロフ) - 今気がつきました。遅くなってすみません！ありがとうございます！ (2019年12月21日 14時) (レス) id: 835a5b7f2c (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - そるるさんありがとうこざいます！時間がある限り、更新はしたいと思っていますので、しばしお待ちください！ (2019年10月31日 6時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
そるる(プロフ) - 設定にまず惚れて、内容もとても面白いです！続きが気になっています、更新頑張ってください！ (2019年10月30日 23時) (レス) id: cdfdb3447c (このIDを非表示/違反報告)
フローラ(プロフ) - 珠華姫さん、代わりに答えていただき、ありがとうございます！その通りです。私のお気に入りのメーカーさんです。 (2019年10月28日 22時) (レス) id: 36855b5a89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フローラ | 作成日時：2019年9月30日 23時
