暁月は白夜叉と共に【坂田銀時】 (ページ6)

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銀「いやホント、すみませんでした」

銀時は今、二人の実家であるという道場で正座させられている。

私は何でか知らないけど正座しなくて良いってことなので、一緒に立って銀時を見ていた。

銀「お、俺もあのと、登場シーンだったんで、はしゃいでたっていうか……調子に乗ってましたぁ！すいませんでしたぁ！」

妙「ゴメンで済んだらこの世に切腹なんて存在しないわ。貴方のお陰でウチの道場は存続すら危ういのよ」

メガネくん、いや新八君、いやメガネくん？

メガネ「いや、新八です！表示もちゃんと変えてください！！」

じゃあ、新八君ってことにしておくけど。

新「何ですかそれ！」

新八君のお姉さんであるお妙ちゃんは、廃刀令の厳しい中で新八君と二人でお父さんの道場を守ってきたらしい。

妙「それでも、父の残したいったこの道場を守ろうと、今まで必死に頑張ってきたのに…お前のせいで！！」

どこから出したのか分からん短剣を銀時に振りかざし始めた。

妙「全部パーじゃボケェ！！」

新「あ、姉上落ち着いてぇ！！」

銀「君のお姉さん、ゴリラにでも育てられたの？」

貴「お、女の子になんて失礼なことを！！」

あまりにも失礼な言葉に、思わず私も蹴りを入れてしまいそうになる。

まぁ、実は私も相当驚いているのだが。

銀「待て待て、落ち着け！切腹は出来ねぇが俺だってケツぐらい持つって」

そう言って銀時が差し出したのは、万事屋の名刺。

妙「何これ、名刺？」

銀「こんな時代だ。仕事なんて選んでる暇なんてねぇだろ？」

貴「あ、じゃあ私のもどうぞ」

銀時と同じように私も自分の名刺を渡した。

銀「頼まれれば、何でもやる商売やっててなぁ」

銀「この俺、万事屋銀さんだ。なんか困ったことがあったら何でも解決してやるゴッ」

そんな馬鹿なことを言い出した銀時を、私とお妙ちゃんと新八君でガッシガッシと蹴ってやった。

この馬鹿め！

銀「ちょ、未来まで何で蹴んだよ！お、落ち着け！仕事は紹介出来ねぇが、バイトの面接の時、緊張しないおまじないなら教えて…」

貴•新•妙「「「いらんわ！！」」」

結果、顔が変形してるんじゃないか？と言えるほど銀時をボッコボコにしたのだが

案の定、子犬のような目で見られてちょっと反省しました。

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