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銀「世の中にはな、ダンボールをマイホームと呼んで暮らしてる侍もいるんだよ！お前そういうポジティブな行き方出来ねぇのかよ！？」
新「アンタこそポジティブの意味分かってんのか……？」
貴「ちょっと銀時！元は私たちが悪いんだから。ごめんねメガネくん、この腐れ天パが迷惑をおかけしました」
私はバイクから降りて、微笑みながらメガネくんに謝った。
新「……////」
思わずその綺麗な笑顔に見惚れてしまった新八。
でも、頭を振って正気に戻る。
いやいや、ちょっと待て待て
新「……いや、貴方もなんですけどね」
貴「え？なに？」
新「いえ……」
笑顔のままで圧をかける未来に背筋が寒くなるのを感じた新八は、口をつぐんだ。
なんか顔色が良くないけど、どうしたんだろ？
銀「おいおい、メガネく〜ん。もしかして未来に見惚れてんのー？残念、未来は俺のモンだからグヘッ」
突然私の腰を自分に引き寄せた銀時。
そこまでは良かったが、段々下に降りてきた手がお尻に触れたのだ。
足を思いっきり踏んで潰してやった。
貴「何嘘言ってんのよ。私は銀時のモノではありません！」
？「あら、新ちゃん？」
声が聞こえて振り向くと、そこにはニッコリと笑う一人の女の人。
新「え？」
？「こんなところで何をやっているの？お仕事は？」
新「ゲッ姉上！？」
？「……仕事もせんと何ブラブラしとんじゃワレーー！！」
その形相だけでもビックリしたのに、買い物袋を振り回してメガネくんに蹴りを入れた上に殴り続けてるものだから、もう言葉が出ません。
銀「未来、行くぜ」
貴「へ？」
銀時が突然私の手を引くものだから、されるがまま一緒にバイクに乗ってしまった。
新「待って姉上！こんなことになったのはあの人たちのせいです！うわー待てお前ら！」
銀「悪りぃな夕方からドラマの再放送見たいか、ら…？」
貴「へ？」
気づくと私の真後ろには、メガネくんのお姉さんが鬼の形相でピッタリと引っ付きながら乗っていた。
貴「ヒィッ」
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作者名：フローラ | 作成日時：2020年2月28日 18時
