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〜次の日〜
雨か…
貴「外行けない…」
真「今日はずっと降ってそうだな」
貴「だね…」
お昼なんだけどね、レンが起きない
真「神宮寺、起きろ」
レ「……」
貴「レン、起きて」
レ「触らないで……」
貴「あっ…ごめん」
レ「今何時…？」
真「13時だ」
レ「寝過ぎた……」
ピンポーン
真「誰だ？」
ガチャ
ト「音那は居ますか？」
真「居るぞ 音那」
貴「なに？」
ト「これ、ハンカチ落としてましたよ」
貴「ありがとう」
真「折角だから、お昼一緒に食べないか？」
ト「いいんですか？」
真「あぁ、今から作るのだが……構わないか？」
ト「はい」
レ「イッチー……」
ト「寝起きですか？」
レ「ん〜…」
貴「レン、寝癖」
レ「自分で直す」
なんか、レンが冷たい
何かしたっけ？
真「オムライスでいいか？」
ト「はい」(聖川さんの手料理…！)
貴「レン……俺、なんかした？」
レ「何もしてないよ？」
貴「じゃあ、なんでそんなに冷たいの？」
レ「冷たくしてるつもりはないんだけど………ごめん」
もしかして、
貴「俺が真斗のこと好きだって言ったから、」
レ「音那、9年間も片想いしたのに、叶わなかった時の気持ちなんか分からないよね？」
貴「えっ？」
レ「俺は……音那が俺のこと好きじゃないとしても、諦められないんだよ………好きだから」
貴「っ…」
レ「お願い……これ以上好きにさせないで…」
貴「レン…」
レ「ﾁｭ…ん」
貴「んん！？」
レ「ごめん…」
ト「諦めなきゃいいじゃないですか」
レ「イッチー…」
ト「振り向かせればいいだけの話です
音也は音那に好きな人が居るのを知っててあれですからね
音也は諦める気はないんです
私もですけど」
貴「えっ、好きな人居るのバレてたの？」
ト「はい」
嘘だろ……
レ「諦めなくてもいいの？」
ト「はい」
レ「音那〜……」ギュー
貴「ちょっ、なんで泣いてるの！？」
ト「レン、キスしたのは許しませんよ」
レ「見られてた……」
真「出来たぞ！」
貴「は〜い」
ト「レン、寝癖直ってませんよ？」
レ「んん〜……音那、直して」
貴「はいはい」
レ「♪」
ト(ご機嫌ですね……レンは9年間も片想いですか………ですが、私も音那を想う気持ちは負けてません)
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作者名：皇 音那 | 作成日時：2020年5月13日 22時
