全日本ユース専属マネージャー season3【ハイキュー】

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「…それを聞いて、どうするつもり？」

「別に。宮や影山みたく、お前に興味ありありってわけじゃねぇし」

「素直な感想をどうも」



宮くんは、土足でずかずかと人の領域に入ってくる。

でも、それにはちゃんと思いやりがあって、自分がよごした場所は、ちゃんと掃除してくれるんだ。



そんな彼とは対照的な星海くんは、人の領域には決して踏み込まない。

話してくれるその時を待つ、紳士的なタイプだった。



「お前のプレーを、俺は見たことがある」

「…っ」



当時は有名だった私。

『誰もが認めるコート上の監督』
そんな異名と共に戦った三年間。



「すげぇ、って思った」



“すごいね”なんて言葉は、いやというほど聞いてきた。



「重たいもん背負って、でもそれがこいつの強さの秘密なんだってことも」



チームメイトからの圧倒的信頼。

破った相手チームの涙にぬれた笑顔。



全てを背負って、私はコートに立っていた。



「そんなあいつが高校バレーで姿を見せなかった時には、焦って何も言えなかった」



星海くんは、アップが開始された新山女子を見つめる。



「でも、分かったよ。」



そうして今度は、私のほうを見てきた。



「お前、合宿ん時バレーに飽きた(・・・)って言ってたよな。」

「ああ、言った。それは紛れもない事実d」
「違ぇだろ」



星海くんは私の言葉を遮ってこちらを見つめてくる。

変わらない、まっすぐな瞳で。



「お前は、バレーに飽きたわけじゃない。」



そうやって、核心をついてくる。

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