弐捨 ページ21
江戸川side
「それじゃあ先輩、ご馳走様でした。」
「また来て」
「はい。」
南雲さんはそのまま立ち去る。
「あ、南雲さん!!」
俺は手を掴むふりをして、その袖元に盗聴器を仕掛ける。
「また、お話しようね!!」
「そうね。君とのお話は楽しそう」
彼女はそのまま俺に目を合わせるようにしゃがみこんだ。
「…少年はまるで、高校生のようね」
目を冷たく光らせた彼女の目を、俺は離せなかった。
まるで、金縛りの様で───────
「ふふっ、ちょっと怖かったかしら?…またお話しましょう」
彼女はただものでは無いと、俺の感覚が言っていた。
「…安室さん」
「どうしたんだい、コナンくん。」
「南雲さんは、安室さんの敵?」
安室さんは面白そうに笑った。
「そうだね…。南雲が敵だったら、厄介だよ。」
「てことは…」
「彼女は僕の後輩だよ」
南雲さんと同じことを、安室さんは呟いた。
高校時代の後輩 と言ってはいたが、もしかして…
それが繋がった時、俺は彼女への警戒心がうすれていた。
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冠 - Victoriaって勝利の女神と言う解釈であっていますか? (2019年12月24日 16時) (レス) id: ebdf59309e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - ののいろ系女子さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年1月20日 13時) (レス) id: 14232fb1c5 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄く面白いです!最初は降谷さんの姉だと思ってたんですが見てみるとちがくて、でもこれはこれで良くて、最高です!続き楽しみにしてます! (2019年1月18日 22時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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