家出少年は期末テストに備えたい3【僕のヒーローアカデミア】 (ページ19)

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非常口メガネページ19

本当に飛んで行かされた

影で翼を作って頑張って飛ぶというホークスの案

「づがれだ…」

「お疲れ様、任務までもうちょいだからそれまで休んでて」

そう促され俺は近くのベンチに腰を下ろして携帯を開いた

緑谷飯田くんから何か連絡があったら教えて

緑谷からのメッセージだった

飯田は名前も知らなかったくらいの付き合いの浅さだから俺に連絡がくるなんてことはまずない
それでも俺に連絡をよこすということは緑谷から見てそれだけ非常口メガネ改め飯田がそれだけやばい状態に見えたということだろう

家庭の事情に首を突っ込むのはよくないけどこれに関してはさすがに気になった

保須市というのも現在ヒーロー殺しステインがいると思われる場所だ

五条飯田のことじゃなくて悪い。でも今保須にいるから何かあったら言ってくれ

緑谷僕も今保須に向かってるよ!

緑谷のメッセージを確認して俺は携帯を閉じた

「何〜？彼女〜？」

「違うしいないし」

「まあAは俺の彼女だか…」

「この場で焼き鳥にしてやろうか」

「お口が悪くなったことで」

ホークスと戯れていると携帯が揺れた

端末を開くと

「緑谷…？」

緑谷から位置情報だけが一括送信されていた

「また彼女？」

「いや、友達…」

俺の顔を見たホークスは黙って横に立っていた

「俺、行かなきゃ」

俺は走り出した