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JN side
自分の撮影が終わり、トイレに向っていたら声をかけられた。
JU「お久しぶりです。」
僕を追いかけて来たナム・ジュヒョクだった。
JN「…お久しぶりです。」
僕を追いかけてまで声をかけるなんて嫌な男だ。
ジミンの“いけ好かない”って言葉がしっくりくる。
JU「…お元気でしたか？」
JN「はい。そちらもお元気でしたか？」
JU「…正直に言うと、最近やっと体調も元に戻ってきた感じです。」
JN「…え？体調悪かったんですか？」
JU「…そうですね。
そう簡単に立ち直れるほど
出来た人間じゃないので。」
彼との会話に違和感を感じる。
JN「立ち直る？」
僕の言葉に彼も怪訝な顔をした。
JU「……まさか…Aさんから
何も聞いてないんですか？」
JN「え…？」
Aさんの名前を聞いて、少しずつ鼓動が速くなる。
JU「…何でだよ。せめてAさんが幸せになってくれなきゃ…。」
JN「ど、どう言うこと？
Aさんは君と付き合ってるんじゃないの？！」
項垂れるナム・ジュヒョクの肩を持って顔を見ると
彼の目は涙でいっぱいだった。
JU「…僕たちは１ヶ月くらい前に別れました。
Aさんの中にはずっと、僕じゃない誰かが居たからです。」
JN「誰かが…」
JU「…僕はアイドルの恋愛事情のことをよく知りませんけど、本当に大切な人を幸せにできないなんて男じゃないと思います。」
JN「……………。」
JU「生意気なこと言いましたが、
僕は彼女の幸せのために別れを選んだんです。
あなたが彼女を幸せにできないのなら、僕が…」
JN「待って！」
彼の言ったことが本当なら…
Aさんは僕のことを…？
最後に見た彼女は泣いていた。
僕と一緒にいるべきなのは自分じゃないと言って。
あの時、僕がちゃんと気持ちを伝えていたら…
こんなすれ違いをせずに
もっと早く彼女を抱きしめることができていたんだ。
JN「ごめん。僕、行かなきゃ…」
JU「…絶対、彼女を幸せにしてください！」
駆け出した僕の背中にかけられた言葉をしっかり受け取って撮影現場を後にした。
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み(プロフ) - a7iamsohappysmpさん» コメントありがとうございます♪続きが気になると言ってくれて嬉しいです。ゆっくりの更新で申し訳ないです。これからも楽しんでもらえるように更新がんばります(^^) (2022年8月8日 23時) (
レス) id: 6c8db559e4 (このIDを非表示/違反報告)
a7iamsohappysmp(プロフ) - とても続きが気になります！暑い日も続くので、体調に気をつけて、執筆続けてください😉 (2022年8月8日 16時) (レス) id: a0daac40fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み
| 作成日時：2022年7月24日 23時
