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HS「Aちゃん、驚いても最後まで僕の話を聞いてほしい。」


『はい…』


いつになく真剣な表情に、背筋が伸びる。


HS「僕はAちゃんのことが好きです。」


ホソクさんのストレートな告白に、驚くというより頭が真っ白になった。


HS「…ビックリするよね。友達の兄ちゃんにこんなこと言われて…。
小さい頃から知ってるから、男として見てなかったと思うけど、僕も最初はそうだったんだ。」


小さい頃から異性として男として見てました。
ずっとずっと好きだった…
そう言いたかったけど、最後まで聞いてほしいって言われたから、ぐっと我慢してホソクさんの話を聞いた。


HS「妹の友達って思ってたのに、あの公園で泣いてるAちゃんと会った日から、なんかAちゃんに対する印象が変わったような気がして…。
強くて優しいAちゃんが僕に弱音を吐いてくれて、正直嬉しかった。
あと、すぐにポジティブに考えるところも。」


照れたように笑うホソクさんが可愛くて胸が苦しくなる。


HS「気づいたら明るくて優しいAちゃんの事が好きになってた。
好きな人がいるって言ってたから、こんなこと言われて困らせるんじゃないかって悩んだんだけど…やっぱり自分に嘘はつけなかった。ごめんね。」


そっか…ホソクさんは私の好きな人が別にいるって思ってるんだ…
私を想って悩んでたんだって考えたら体が勝手に動いてホソクさんを抱きしめていた。

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作者名:みーにゃ | 作成日時:2022年3月26日 22時

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