トリップしたのでテンションおかしい私達です。【文スト】

8 キューティクルはワカメで作れ★小松 ページ10

当然、敦くんと同じ茶漬けを食べるんだとばかり思っていた私達。
顔を見合わせて、それから云う。

せ『否、あたしも茶漬けで良いんですけど…。』
こ『て言うか、食べれればなんでもいいです。』

夕飯前に死んだからね。おなかはぺこぺこ。

太「？普通もっとオシャレなものを食べたいって云わないのかい？君たちくらいの年なら尚更」

如何いうことですか。

こ『別にそこまで欲深くないですよ。コンビニおにぎり一つがせいぜいだった私達にとっては茶漬けだって豪華なもんです。』
太「へえぇ」

あとは、草ね。←

太「いいよー、国木田君に三十杯くらい奢らせよう」
国「俺の金で勝手に太っ腹になるな太宰！」

ぷんすこしてるきーだかわいい。
てか、お金持ちずるい。週２でもやし炒めだった私達には信じらんない。

敦「太宰？」
太「ああ 私の名だよ」

とたん、風が吹く。なんだろ、太宰さんのオーラかな。

太「太宰 太宰治だ」

髪がぶわーってなってとっても美しい。
流石太宰さん。拝も。

せ『何してんの』
こ『拝んでる』
せ『あ、あたしもやろーっと』

二人して太宰さんを拝み始める。

敦「？二人とも、何してるの」
こ『拝んでる。こんなイケメンなかなかいない。』
敦「そう…。あっ、行っちゃうよ、ほら（人2）ちゃん！」

（人1）もとっとと走って行きやがった。敦くんと二人で太宰さんときーだの背中を追いかける。
追いついて、目が行ったのはきーだの髪。
何これトゥルトゥルだ、キューティクル半端ない。

こ『あの…国木田さん、でしたよね』
国「む、なんだ小娘」

小娘とな。小娘とな。

こ『私の名前（人2）なんですけど』
国「そうか。で、なんだ？」

きーだが冷たい！名前も呼んでくれない!
いつか絶対呼ばせてやる…じゃなくって。

こ『その髪のキューティクル何処から来たんですか』
国「？キュー…知らん。ワカメとかか？昨日食ったな」
こ『ブフォっ』

私は思わず吹きだした。みれば後ろの二人(太宰、（人1）)もかなり笑いをこらえている。
聞きましたか？全国の髪がきれいになりたい女の子達よ。
キューティクルがほしければ、ワカメを食え。

9 ママスキル→きーだ、中也、姐さん→←7 ドラマCDだと入水系男子なきーだ登場★小松

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