トリップしたのでテンションおかしい私達です。【文スト】

5 ノビルは炒めてもそのまま食べてもよし。★小松 ページ7

こ『敦くんさ、これから如何する？草食べる？』
敦「え゛っ。い、いやぁ…草は一寸食べたくないかも」
こ『でも食べられるのはいっぱいあるよー。あれはヨモギー、あれはナズナー、あっちにあるのは…おお、ノビルではないか！』
敦「えぇ…」

この川自然いっぱいだよ。なんかあったよね、自然がいっぱいみたいなＴＶ。
ん、自然だっけか？
てか敦くん引いてない？

せ『（人2）はバリバリ野性児だからさ。山の子だからさ。』
敦「ああ、そう云う…」
せ『虫も平気なんだって。あり得ないよね人間じゃない』
敦「えっ、否、虫なら僕も平気だけど…」

（人1）のあれは貶してんのかフォローしてんのかどっちだ。
貶してんのか。そうかそうか。
そんな話をしていると、川上から気配。

こ『なんか…来る？』
敦「うん…ん？」

川から出ている、二本の足。

せ『おぉ…』

異常な光景、見れば見るほど異常…

敦「＿＿＿え」
こ『い、いけ敦くん！私らたぶん泳げない！！』
敦「えぇえっ」
せ『敦君しかいない！うまくいけばたらふくお礼を頂けるかも知れないんだ！』
敦「おれ…うん、よし…ええい！！」

敦くんが川に飛び込む。ってことは、もうすぐ上がってくるのは…。

こ『太宰さん…！！』

推しキャラ同率一位の太宰さんです。あっ、ちなみにもう一人は乱歩さんだよ？

せ『（人2）…あたし幸せすぎて怖い…』
こ『大丈夫、私も怖い』

二人して遠い眼をしていれば、敦くんが上がってきた。

敦「げほ、けほけほっ」
こ『ごめんね敦くん、生きてる？生きてるね？』
敦「いや、僕は大丈夫なんだけど…生きてるし。でもこの人がどうか…」

不安そうに太宰さんを見つめる敦くん。
優しすぎて私が死にそうです。

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