【トリップ】黒子のバスケ【男主】

8話 ページ34

突然の誘いにざわめく一同に対して黒子は答えが始めからでていたかのように、冷静に答えた。


「そんな風に言ってもらえるのは光栄です。丁重にお断りさせて頂きます」


「文脈おかしくねぇ!?」


「そもそもらしくねっスよ！勝つことが全てだったじゃんなんでもっと強いトコ行かないの？」


黒子が断ったのにまだ諦めないのか、抗議する黄瀬。


どんだけ黒子大好きなんだよ。
しかも、海常に行くってことは転校でしょ？
金かかんないの？教材とか。
やっぱあれかデルモ()だから金もってるのか。
だから金銭感覚おかしいのか。

「あの時から考えが変わったんです。なにより火神君と約束しました」


「キミ達を…『キセキの世代』を倒すと」


「…やっぱらしくねースよ。そんな冗談言うなんて」


黄瀬は少し顔を引きつらせて言う。
そして、場に似合わない笑い声がした。


「ったくなんだよ…オレのセリフとんな黒子」


(ニヤけちまう…しかももっと強ーのがまだ4人もいんのかよ!?)


「冗談苦手なのは変わってません。本気です」


火神の言葉を聞いた後少し間を開けて黒子は自分の意志を冗談ではないと伝えた。

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