事務員生活っ！

プロローグ ページ1

「忍、術…学園？」



歩いて約1時間、ゼェハァと息を切らした私の前には



忍術学園といういかにも変わった学園が建っていた




そもそも何故私がこんな所にいるのか…

それは2年くらい前に遡る。









.

私は2年前、あるお爺さんに倒れている所を助けられた。
なぜ倒れていたのかは分からない。


分かるのは、過去にタイムスリップしてしまったということだけ。お爺さんに聞いたところ、室町時代ら辺だろう。


しかし、室町時代にしては、バレーボールやらドーナツやら…



室町時代の日本には伝わってない横文字が沢山存在していた。



きっと過去ではなく、異世界か何かだろうと仮説している。



私は、この事を誰にも話していない。そのお爺さんにもだ。


だけどお爺さんは、住む場所も食べるものも無い私を

「一緒に住まんかね？贅沢な暮らしはできんが…」

と優しく接してくれた。



その日から私はお爺さん、もとい祖父と暮らすことになった。








.
そして、今から3日ぐらい前、祖父が亡くなった

行き場の無い私を家族として迎え入れてくれた祖父には感謝してもしきれない。




祖父の遺品を整理していたところ、遺書のようなものを発見した



そこには、

"お前一人では、寂しいだろう。だからココに行きなさい。
彼処は、お前を歓迎してくれるだろう。もしそこに行き、要件を聞かれたら、学園長に話があると言いなさい。"

と書かれており、地図も描かれていた。




私は涙ぐみながら、どういう所か分からない場所に行く準備を始めた。






.
そして今、祖父に紹介された知らない場所、「忍術学園」にやって来たわけだ。


祖父は私に何をさせたいのだろう。

忍術か？忍術の勉強をさせたいのかぁ〜？！


そうドキドキしながら門を叩いた___

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