# 6 ページ7
・・・・・
〜Side you〜
バーボンの姿が見えた時、まさかと思った。
そんなはずないと思った。
どうか考えすぎであってくれと願った。
でもその願いは、神様には届かなかった。
「……凛?」
その名前で呼ぶ人はもう、この世にあの人しかいない。
「凛って、穂積?」
穂積 凛
もう何年も前にどこかへ置いてきた、私の本名だ。
『…人違いだ』
「俺が凛を間違えるはずがない、」
スコッチが被っていたキャップを取る。
お願い、姿を見せないで、私を苦しめないで
「…覚えてない?俺らのこと」
覚えていないわけがない
忘れようとしても忘れられなかったんだから
諸伏 景光
降谷 零
ごめんなさい、私はもうあの時の私じゃない
あなたたちだって、そうでしょう?
黒や赤に手を染めてしまった私たちは
再会を喜ぶなんてできないのよ
それに私は、
2人を殺そうとした
この汚い手で
・・・・・
8人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sim__39(プロフ) - 私もミスかもしれないのですが、名前が主人公になったままになってしまいます、、 (2022年7月1日 15時) (レス) @page7 id: cc6cd8f438 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:春風 | 作成日時:2022年6月21日 16時