君と僕のアオハル (ページ5)

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·Aside

奇跡だと思った。

もう一度逢いたいと深く願った彼に

まさか逢えるだなんて

ましてや同じクラス。

＿＿前世の私はどんな徳を積んだんだろう

「ちょっとだけショックだったのよ？翔吾くんが話しかけてきてくれなくて、、、」

私がそう言うと、彼は耳を赤らめた。

『ホンマに、？最後に見た時とは全然変わってたから、違ったらどないしようか不安でさ(苦笑)』

なんて言うからからかってみるか(笑)

「え、そんな変になった？(笑)やだなぁ翔吾くん」

『ちゃうちゃう(笑)そういう意味の変わったやないからね！？』

「分かってるよそんなこと(笑)てか、悪い意味の変わっただったらシャーペンの消しゴム取ってやろうかと思った」

『やること子供かよ(笑)』

やっと昔のような笑顔を見せた彼は

やはり向日葵のような懐かしい笑みを浮かべた。

「でも地味にイラッとするやつでしょ？(笑)」

『かもな？でもAちゃんやったらイラッとせんかも(笑)』

「なんでよ～(笑)」

『なんでも』

あっという間に授業開始のチャイムがなる

名残惜しいけど席に戻らないと、、、。

「じゃ、また！」

『おう！』

とうの昔に閉じ込めた、気持ちがまた芽生えてきそう。

久しぶりの再会に心躍る気持ちに、今だけ蓋をした。

真面目に板書を見て、ノートに書き取る彼の横顔にときめく

”おーい、ちょ!Aちゃーん?”

「あ、ごめんなさい、！吉野くん！」

北「授業中に何ぼーっとしてんの？(笑)ほらプリント」

前の席で授業を受ける吉野くんに声を掛けられて

授業をまともに受けていなかった自分に気付く

「ありがとう、めっちゃぼーっとしてた(汗)」

北「こら、転校初日に早速グレるとか辞めてよね？(笑)」

優しく可愛らしい顔をした彼は翔吾くんとも仲がいいみたい。

翔吾くんと吉野くんと仲良くなれるといいな。

ドキドキのニュースクールライフが始まる。