君と僕のアオハル (ページ4)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:1,061 hit

3.★ ページ4

.

古文の準備をしているとふいに優しく肩を叩かれた

「ん？」

振り向いた所に立っていたのはAちゃんだった

『あの、岩谷くんだよね？私同じ学校だったAだよ。流石に覚えてない、かな？笑』

……嬉しすぎる

俺の事覚えててくれただけじゃなくて
話しかけてくれるなんて思ってなかった

「覚えてるよ！Aちゃんにまた会えると思ってなかったから嬉しい、笑」

『良かった～、もう忘れられてると思ってた。』

「忘れるわけないよ！…ほら、俺結構記憶力いいからさぁ。小学校のやつとか結構覚えてるんだ笑」

嘘。同級生とかそんなに覚えてないし、ましてや転校した友達なんて名前を聞いても分からない。

Aちゃんだから覚えてたんだよ。

な～んて、言える勇気は無いんだけど。

北「あー、翔吾がAちゃんともう仲良くなってる！！早くない？笑」

『吉野くん笑岩谷くんは小学校の同級生なの笑』

「そういうこと笑てか前みたいに翔吾でいいよ！」

『じゃあ、翔吾くんで。』

「なんか久しぶりすぎて何話していいかわかんねぇ、」

『だってもう、何年ぶり？って感じだしね。』

北「ちょっと、俺の事忘れてる？」

忘れてないよ、って北ちゃんに言いつつ本当はちょっと忘れてた(笑)

でも北ちゃんがベストタイミングで来てくれたおかげでAちゃんがまた翔吾くんって呼んでくれる……

超単純だけどやっぱ俺、Aちゃんが好きなんだな。

.