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...
そのまま先生が引き継ぎ、お馴染みの”アレ”が始まる。
教師「え〜、じゃあAの席は、、、そこかな」
俺の周りに来てくれることを切に願う
まぁ、空いてる席なんて、僕の周りにはどこにもないけど。
教師「吉野の後ろ、ほら、あのあっかい頭の」
北人「はいは〜い！ここここ！」
まぁ、当然の話。
出席番号順の席順で、北ちゃんと俺は【い】と【よ】の差。
北ちゃんより出席番号が大きいクラスメートはいない。
少女漫画や、映画のようには上手くいかない”現実”を叩きつけられた。
知らぬ間にAちゃんは移動してて、
A「よろしくお願いします！」
昔と変わらない可愛らしい笑顔を彼に見せていたんだ。
教師「じゃあ、今日のHRは終わり！一限の準備して置くこと！」
HRが終わると、早速クラスメートが彼女を囲って
僕が立ち入る隙なんてなかった。
一限は、、、古文か。
朝から眠たくなりそうな教科に、心が沈む
遠くのあの集団からは、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
あそこに入りたい。
今も尚想い続けていた、初恋の人がすぐそばにいるのに、
胸を張って話しかけに行けない小心者の自分に嫌気がさした。
久しぶりに見た彼女は、
随分と大人の女性に成長しているも、
どこが少女のようなあどけなさが残っていた。
ふっくらとした唇に、綺麗にカールされたロングヘア
低身長の割にすらっと伸びた細長い手足に、
女性らしい綺麗な曲線のボディーライン。
あの頃とは打って変わった彼女の姿にトキメキを覚える。
彼女を一目見たときから心臓が早鐘を打って止まらない。
いかにも変態チックな自分に呆れ、
溜息をつきながら、机に顔を伏せる。
「...はぁぁぁあ、なんなんだ俺は。」
「ダサすぎんだろ。」
＿＿＿彼女の視線がこちらを向いているとは知らずに
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