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「今日という日が」ｱﾘｰﾔ×ﾐｯｼｪﾙ* ページ1
太陽が登り、光は地上を明るく照らしてくれる。
その光は誰にでも平等で、幾人もの人を手に掛けた私にさえそれは届く。
そして私はそれと同時に目覚め、部屋を出てある人の元へと向かっていく。
最早それが日課となっている
「おはよ、ミッシェル」
部屋の扉を開け、その人＿＿ミッシェルへ声を掛ける。
「おはようございます、姫様。」
何時も通り、彼女は起きていたらしく、挨拶を返してくれる。
こんな風に、愛しい彼女と言葉を交わせる何の変哲も無い一日一日が、とても幸せだ。
戦いの事など忘れてしまいそうになるが、自分の復讐を果たすためにも戦いは最期までやり遂げなければならない。
それまでの間、少しでも長くこんな時間が続きますよう。
アリーヤは、何時ものやり取りの中にそんな願いを込めた。
続く
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作者名：爽健●茶 | 作成日時：2019年6月10日 1時
