極道さんに懐かれました。

拉致の拉致 ページ10

レンくんの方を見ると

？5「めめぇ〜むちゃしたあかんでぇ〜。」

と関西弁を話す男の人に肩を貸してもらいながら、歩いているレンくん。

目「わりぃ。コージサンキュ。」

駆け寄ろうとすると笑顔で怖いことを言い放った人に

？３「君もとりあえずうちに来てもらうからね」と腕を掴まれた。

振りほどこうにも見かけによらず力があって振りほどけない。

？１「あいつらみたいに手荒なことはしないから大丈夫だよ」

と声を掛けられ車に連れて行かれた。
１５分ほど車を走らせて大きな屋敷の前で降ろされた。
中に連れて行かれると

？「おかえり、お疲れ様。」

と私達を出迎えたのは、この間忠告に来た深澤さんだった。

『深澤さん…。』

深「こんばんわ、Aちゃん。こんな形で再会したくなかったけどとりあえずオフロに入っておいで。」

”ラウー、お風呂場案内してあげて〜”と深澤さんに呼ばれやってきたのは、人間離れしたスタイルの金髪の明らかな年下の男の子。

？「はじめまして、ラウールです。」

と挨拶してくれた。

『はじめまして、ふ「藤野A。２８歳。都内某所一般会社のOL。両親は大学生に上がる頃に他界。だよね？」なんで…』

ラ「内緒、お風呂場はこっちだよ。」

案内された場所に大人しく付いていきお風呂に入らせてもらった。
こんなの拉致に次ぐ拉致じゃん。

なんて思いながら用意されていた服(何故かサイズぴったり)に着替えて廊下へ出ると、

？３「体は温まった？」

『はい、お陰様で』

警戒しながら返事をする。

？３「じゃあ、俺の後ついてきてくれる？」

といい、どこかへ向かう。
仕方なく後をついていくと大きい居間に通された。
そこには、レンくん、深澤さん始め男の人が８人並んでいた。

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