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それからレンくんはうちの家で３日ほど寝泊まりし、うちへと帰っていったがたまに玄関の前で座って私の帰りを待っていることがある。
今日も仕事から帰ると家の前に座って待っていた。
『レンくん今日も来たの？』
「Aさんのご飯めっちゃ好きで食べたくなっちゃうんですよ」
と照れながら言う彼がとても可愛かった。
家の中に入り夕ご飯を一緒に食べていると、
「Aさん、あの…俺しばらくここに来れないんです」
『えっ？そうなんだ？お仕事？』
「あ〜まぁそんなところっす」
と再び濁された。
『？？』
不思議な顔をしていると
「まぁ、言えるようになったら言いますね」
と食事の続きをした。
食事を終え、しばらくすると
「んじゃあ、俺そろそろ帰りますね」
来て着ていたジャケットを手に取り玄関へ向かった
レンくんの後をついていった。
「じゃあまた、来ますね。」
『うん、そこまで送っていこうか？』
「いや大丈夫。Aさんに何かあったら嫌なんでここでいいっす。」
ドアノブに掛けた手をおろして私の髪をなで頬に手を置き、真っ直ぐに見つめられた。
『どうしたの？』
「いや。しばらく会えないからよく見ておこうかなと思って」
とレンくんの瞳に照れていると
「ンフフ、そんなに照れないでよ。じゃあ、また。」
玄関を出てマンションの廊下から姿が見えなくなるまで見送った。
レンくんが最後に家に来てから二週間ほど経ったある日の会社帰り。
いつもどおり家に帰る道を歩いていると、肩を叩かれ振り向くと
？「こんばんわ。藤野Aさん」
とちゃらそうな人に声を掛けられた。
『どちら様ですか？』
怪訝そうな顔をしながら尋ねると
？「雪乃組 幹部の深澤辰哉と申します。」
と胸ポッケからご丁寧に名刺をくれた。
『雪乃組…』
頂いた名刺をまじまじ見ていると
深「あれ？信じてない感じ？っていうか雪乃組ってわかる？」
と聞かれた。
もちろん知っている。
このあたりに住んでいて知らないものは居ないくらい有名なヤクザ？極道の組だ。
『あの、その雪乃組の幹部さんが私になんの御用でしょうか？』
深「目黒蓮って知ってるでしょ？」
深「レンとかって名乗ってんのかな？そこら辺はわかんないけど。こんな子」
と写真を見せられた。そこには間違いなくあの雨の日に私が声を掛けたレンくんだった。
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華音(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。亀更新で申し訳ないですが、続きを楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。これからもよろしくおねがいします。 (2022年6月10日 13時) (
レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！凄く面白くて大好きです！！私は、めめと阿部ちゃん推しです！！このめめ格好いいです！！続き楽しみにしてます！！コロナで大変ですが、お体には気を付けて下さいね！！ (2022年6月9日 17時) (レス) @page23 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - rinaboyaさん» コメントありがとうございます😁楽しみにして下さって嬉しいです。亀更新ですが待っていてくださると嬉しいです。これからもよろしくお願いします😌 (2022年6月8日 6時) (レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
rinaboya(プロフ) - ほんとに面白いです！！極道の世界線の雪男達最高です！！今後も楽しみです！これからも頑張ってください！！ (2022年6月7日 18時) (レス) @page29 id: a9150a3a31 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - コメントありがとうございます！更新をお楽しみにお待ち下さい!教しえてくださりありがと (2022年5月13日 0時) (レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華音 | 作成日時：2022年5月9日 12時
