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部屋に戻り、ベッドへ倒れ込んだ。
？「翔太？」
障子の向こうから声がした。
「…涼太？」
宮「翔太、入っていい？入るよ。」
了承を得る前に入ってきた。
「なに。」
宮「翔太、馬鹿なの？Aさんがどんな想いでここで過ごしてると思ってるの。普通の生活を送ってたのにいきなり、極道の世界に巻き込まれてでも、ここで生活することを決めてくれたのに、拒否されたらどこに行けばいいの。俺達と同じ目に合わせる気？！その気持ち俺達がわかるんじゃないの。」
久しぶりに聞いた、涼太の怒鳴り声にハッとした。
俺達は施設で育った。中学生に上がる頃に里親に引き取られた。
俺も涼太も別々に引き取られて幸せに生きていけると思った。
でも、現実は甘くなかった。
里親は俗に言う毒親という奴で、食事を抜かれるのは当たり前。
すぐに、育児放棄された。
中学卒業と同時に極道へと入れられた。
そんな中、ふと本当の母親に会ってみたいと思い調べてみると案外簡単に見つかって、会いに行った。
閑静な住宅街の中、庭先でガーデニングをしている母親を見つけた。
「かあさん…」
思わず声に出た。
俺の声が聞こえたのか、振り返って俺の顔を見た瞬間、水をかけられた。
【何でこんなところにいるの！！疫病神！！】
俺に向かいそう叫んだ。
呆然としていると家の中から、母親の子供らしき人物が出てきた。
［母さん？どうしたの？だいじょうぶ？］
母親のことを心配しながら家の中へ連れて入った。
その後、俺は荒れに荒れた。
里親も本当の親も俺のことを受け入れてくれないことを現実として受け入れたくなくて、暴れているときに涼太と再会して、俺の話を聞いて涼太は雪乃組へと入った。
涼太の方も里親に愛されなかったみたいで、詳しくは俺からは話せないけど。
そんな思いを思い出した。
俺は居ても立っても居られず、携帯と財布、車のキーを引っ掴み屋敷を飛び出そうとした、その時、
出会い頭に、誰かとぶつかった
？『イテテテ、すいません。大丈夫ですか？』
「こちらこそすいません。前見て無くて…」
顔をあげるとあいつが居た。
「あっ！！お前何してんだよこんな時間まで！！」
俺が怒ると、肩を少し揺らした。
『…ごめんなさい。』
ぶつかった拍子に散らばった荷物を拾い集め手を貸し立ち上がらせる。
『ありがとうございます。』
一緒に屋敷の中へ入る。
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華音(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。亀更新で申し訳ないですが、続きを楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。これからもよろしくおねがいします。 (2022年6月10日 13時) (
レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！凄く面白くて大好きです！！私は、めめと阿部ちゃん推しです！！このめめ格好いいです！！続き楽しみにしてます！！コロナで大変ですが、お体には気を付けて下さいね！！ (2022年6月9日 17時) (レス) @page23 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - rinaboyaさん» コメントありがとうございます😁楽しみにして下さって嬉しいです。亀更新ですが待っていてくださると嬉しいです。これからもよろしくお願いします😌 (2022年6月8日 6時) (レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
rinaboya(プロフ) - ほんとに面白いです！！極道の世界線の雪男達最高です！！今後も楽しみです！これからも頑張ってください！！ (2022年6月7日 18時) (レス) @page29 id: a9150a3a31 (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - コメントありがとうございます！更新をお楽しみにお待ち下さい!教しえてくださりありがと (2022年5月13日 0時) (レス) id: 9222d93046 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華音 | 作成日時：2022年5月9日 12時
