極道さんに懐かれました。

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〜YOU サイド〜

渡辺さんと一緒に屋敷の中へ入り、

渡「帰ったぞ〜」

とお屋敷の奥へと向かい声をかけると、奥からバタバタと足音が集まってきた。

「「「Aちゃん！！/Aさん！！」」」

何事かと思いキョトンとしながら

『ただいま。』

深「お帰りなんだけど、今までどこに居たの？」

『買い物に行ってたの』

と答えると全員がはぁ〜っと溜め息を付いて

阿「とりあえず無事で良かった。」

お屋敷の中へ入り、居間へと通された。

そこには全員揃って居た

岩「おかえり、とりあえずそこに座って。」

岩本さんに促されて食事の時の何時もの席に着いた。
岩本さんの迫力がすごくて思わず正座してしまう。

岩「今まで、どこに居たの？」

『買い物に…行ってました。』

岩「出かける時は１人で出掛けないでって、誰かと一緒に出掛けてねって言わなかったっけ？」

『…ごめんなさい。』

岩本さんの言葉に何も返せないでいると

渡「俺のせいだわ。俺がこいつと留守番なんかしなくちゃなんね〜んだよって言ったから、気利かせて家空けたんだと思う。悪い。」

そう言うと、岩本さんに向かって土下座した。

『いやっあのっ、何も言わずに出ていってしまってすいません』

渡辺さんの横で頭を下げた。
すると、横目で私の方を見て小さな声で

渡「何やってんだよ！！」

と言われた。
岩「とりあえず、ふたりとも頭上げて、今回は何事もなかったから良いけど次からは気をつけてね。翔太は風呂掃除２週間ね。
Aさんは、俺のこと照って呼んで」

と有無を言わせない笑顔で言われた。

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