・ ページ27
・冨岡義勇
「具合はどうだ」
部屋に入ってきてくるや否やそう尋ねてきた。
『結構、辛いです』
咳込みをしながらそう言うと義勇さんはタオルを氷水につけ、絞り、私の首に置いた。
『えっ、首??』
普通はおでこじゃない?と不思議そうに義勇さんを見つめると
「胡蝶がおでこではなく首にやるといいって言っていた」
といつもの無表情の顔でサラッと言った。
どうやら義勇さんは私のためにわざわざしのぶさんに看病の仕方を聞きに行っていたらしい。
・煉獄杏寿郎
「ふむ!結構良くなったようだな!」
と私の顔を覗き込みながら煉獄さんは口角を上げ頷いた。
『煉獄さんのおかげです...ありがとうございます本当に』
「Aが元気になってくれてなによりだ!」
煉獄さんは嬉しそうに笑ってくれた。
そして何かひらめいたように手をぽん、と叩き
「一昨日から寝込んでいて外なんか出れなかっただろう。Aの体調が万全になったら一緒に美味しい甘味処にでもいこうか」
と頭を撫でながら優しく微笑んでそう言ってくれた。
・宇髄天元
『も、申し訳ないです...』
とタオルをおでこに乗っけてくれている宇髄さんに言うと
「全く本当に世話の焼ける女だ」
と目を細め意地悪そうに私を見て、ふ、と笑った。
「馬鹿は風邪ひかないって言うのにな」
熱の私を煽るかのようにいつものように憎まれ口を叩いてくる。
『私は馬鹿じゃにゃいれふ、』
話している途中に私の両方を頬を片手でむにゅと掴まれた。
宇髄さんは口をぱくぱくさせてる私の顔をみて笑って
「はいはいお馬鹿さんはさっさと寝てさっさと治しなさいね」
と優しい声でそう言った。
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莉緒君 - 作者さん最高です!シロさんとマヤさんリクナイス!永遠さんに共感…。美紀さん、まじそれなです。最後にタメ口…。なんか誰かとネッ友になりたい! (2021年4月29日 23時) (レス) id: a74570673b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 鬼滅の刃大好きです最高です完結おめでとうです (2020年12月3日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
永遠 - 女性陣女神。養いたいでs (2020年11月14日 16時) (レス) id: c92df6b0c7 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - ハイハイ!! リクエストします!お酒飲んだ勢いで他のみんなの前で抱きついたら!お願いします! (2020年7月21日 13時) (レス) id: 0609f4bfd8 (このIDを非表示/違反報告)
空駆ける味噌 - 好きです!!童磨さん尊い!!!(笑) (2020年5月27日 8時) (レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるまめ | 作成日時:2020年1月1日 1時