【鬼滅の刃】〇〇してみたされてみた

･ ページ13

･冨岡義勇

ある日街中ですれ違った男の人にパシ、と腕を掴まれた。

「.....」

私を見つめたまま手を掴んで何も言葉を発さない。
かといって力が強いため腕を振り払えもしない。

「えっ、あ、あの。」

「.........ああ、すまない。」

無意識のうちに手を掴んでしまったらしい。ぱ、と手を離したと思えば私の腕を掴んだ方の手を不思議そうに見つめている。

え、手に自我あんの？宿っちゃってる感じ？？

不思議な人だなと思いながら

「失礼します」

と少し会釈をし歩き始める。

なんだったんだろう今の。




「最近冨岡さんが右手を不思議そうに見つめながらぽかんとしているんですけど、何かあったんでしょうか。」

「気持ち悪いですねえ」

と炭治郎としのぶちゃんは喋っていた。





･黒死牟

「もし良ければ名前を教えてくれまいか」

と道を歩いていた私に少し照れながらそっぽを向き男の人は言ってきた。

私がぽかん、と口を開けていると

「すまない、嫌だろう」

と少し申し訳なさそうに言いその場を去ろうとした。

戸惑いながらも自分の名前を教えると

「A...か。そなたの様な美しい女性にぴったりなお名前だ。」

とふ、と微笑んだ。




･禰豆子


「はあ、疲れた」

と溜息をつきながら木にもたれかかり座り込む。家事やらなんやらで少し疲れてしまったため外に出た。

ぼー、としてると前に女の子が現れた。

その子は私にその女の子が作ったであろう手作りの花冠を頭に乗せて可愛らしい笑顔で笑った。

「これ、くれるの？？」

と聞けばこく、と頷いた。

「可愛いなあ、ありがとう」

と言うと満足そうに笑っててちてちと歩き私の隣に座った。
頭を撫でると気持ちよさそうに笑う。

待ってやばいむり可愛い。何この子凄い可愛い持ち帰りたい！！

と逆にやられてしまうAでした。




･甘露寺蜜璃


「あ、あの」

と可愛らしい美人な女性に話しかけられ驚いていると

「ご、ごめんね！余りにも可愛くてつい声かけちゃった」

そう言い少し照れた。私の心臓にハートの槍が突き刺さる音がした。

「(え、天使？天国？こんな可愛い子に話しかけて貰えるなんて)」

アーメン、と悟りを開こうとすると

「も、もし良ければなんだけど、そこに美味しい甘味処があるから一緒に行きたいなあ、なんて、、」

と誘われてしまった。こんなに幸せでいいのだろうか。断る理由もなく是非、というと

「わあ嬉しいわ！ありがとう」

と天使のような笑顔を見せてくれた。

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