7.最適解 ページ9
「一つは君を守りたかったからだ」
「......?」
私を守るのと冷たくするのになんの関係性があるのでしょうか?
「これから、ヨコハマは様々な思惑と悪意によって更に危険な場所になる。武装探偵社の社員どころか、私自身の妻と言う肩書きで美知子に危険を及ぼす可能性が非常にたかかったのだよ。少しでも美知子から関心を削ぐためには必要なことたった。よっぽどの相手でない限りは、その手が通じていた。情報を集める上でも君に出会う前の私の生活態度は都合が良かったしね」
原作知識を持っている私の解釈になりますが、これからポートマフィアやギルド、魔神ことドストエフスキーもろもろの厄介ごとから、私を守りたかったと言うことでしょうか?
というかそれって、
「莫迦なのですか、あなたは。そんなことをして私を守れると?」
「治と呼んでくれないのかい?」
「......突っ込むのはそこですか!」
子犬のような目で見ないでください! 太宰さん!
全然靡かない私に、太宰さんはぷくりと頬を膨らませながら言う。
「だってこうなってしまった以上もう今までのように距離を置く必要性がなくなったのだよ?! 以前のように治さん♡って、よんでもらいたいじゃないかー!」
およおよと芝居がっかったように、泣き崩れたかとおもうと、どさくさに紛れて私の胸に顔を埋めました。
これ、夫婦でなければ通報ものですよ。
殴るべき悩み拳を握っているとその手をそっと太宰さんのてによって包み込まれた。
「どんな理由があろうと、私のしたことは許されることではない。だから、許してほしいとは言わない。でも、ずっとそばいにいてほしいのだよ、美知子」
太宰さんの態度や言葉には嘘偽りはなかった。
理由も仕方ないと言えば仕方ないけれど、それが、許せるのかと言ったら別問題なわけでして。
そして何より、太宰さんが望んで守った存在は既に亡くなったも同然です。
心の片隅にある以前の私の残滓は、許そうといっているけれども、私がしゃくなのです。
ここは、精神攻撃をする。
それこそが今の最適解なのではないでしょうか?
私はほくそ笑みながら太宰さんをみる。
「私からもお話が。私と離婚してください」
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夜狐 - 文と文の間に行を開けた方が読み易いですよ!とても面白いです!応援しています! (2020年8月2日 16時) (レス) id: 5c5bcab0c3 (このIDを非表示/違反報告)
はるかかなた(プロフ) - みずほさん» こにらこそ、こんな、拙いお話を読んでくださり有り難いです!ありがとうございます!わたしも。頑張ります! (2019年12月21日 10時) (レス) id: b232e8656d (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - 小説面白いので完結目指して頑張って下さい!楽しみにしてます! (2019年12月21日 10時) (レス) id: b19b648b69 (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - コミック読み返してみたらちゃんと書いてありましたね!うちも確認不足でした(ー ー;)文ストの言葉は難しいところが多いね (2019年12月21日 10時) (レス) id: b19b648b69 (このIDを非表示/違反報告)
みずほ(プロフ) - ちなみに豆府は豆腐です (2019年12月18日 21時) (レス) id: b19b648b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はるかかなた | 作成日時:2019年12月2日 1時