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48話 ページ12

あ「お久しぶりです。七瀬Aでっす〜」

私は教卓の前に行く。

クラスのみんなの視線が痛い・・・。

暖かな目で見ているのは、遙と真琴君くらいだ・・・・。

あ「私は、いろいろあって記憶をなくしていました。」

遙「・・・Aッ!」

あ「・・・でも、ここに松岡Aとして戻ることができた。」

そういうと、一人の少女が席を立つ。

女「・・・お帰り。Aちゃん。」

その少女に続いてみんなも立っていく。

「お帰り!」

「松岡さん、お帰り!!」

私は、みんなに『お帰り』と言ってもらえた。

あ「・・・ただいま。」

でも、やっぱり・・・・。

松岡Aでいた時のようには難しかった。

「え、松岡さんよりも七瀬さんの時のほうがよかったー」

「・・・しっ、聞こえちゃうよwww」

「いーんだよ。だって、七瀬君がかわいそーだもーんwwww」

あ「そうだね・・・。遙、つらい思いさせてごめんね。」

私は、遙に頭を下げる。

遙は私の目の前まで来る。

そして・・・。

ぎゅ・・・・

遙「気にしてない。」

「え?七瀬君、こんなやつのどこがいいの?」

という声をかき消すよう大きな声で言う。

遙「俺よりも正義感が強くて意地っ張りで!!・・・」

優しくて。可愛くて、かっこよくて・・・。

お姉さんぶって、バカで・・・・。

「は?そんな子が七瀬君の趣味なの?」

遙「趣味じゃない。俺が大好きな奴だ。」

あ「・・・・。」

私は・・・・こんなに遙に愛されてたんだ。

私は気付かなくて・・・。

あ「私は、かっこよくて、照れ屋さんで・・・Freeな遙が好き。」

遙は、私をもっと力強く抱きしめて言う。

遙「俺は一生・・・Aしか好きにならない。」

そう、遙が言うと、クラスのみんなは笑う。

松岡Aを否定したみんなも笑う。

「だと、思った。」

私の目に一粒の涙が流れる。

「確かめたかったの。本当の気持ちを・・・ね」

遙「・・・なんでわざわざ・・・」

「・・・私、七瀬君が好きだったから。」

「私も・・・」

と女の子が赤面して手を挙げる。

あ「遙、やっぱりモテモテだね!」

とクスッと笑えば・・・。

「俺はAちゃんが好きでした!」

「僕も松岡さんが好きでした。」

遙「Aもな。」

「みんな、七瀬君と松岡さんが好きだったから試したのごめんね。」

あ「ううん。」

遙「・・・。」

あ「私は永遠に遙しか好きになんてならない。」

これで、やっと・・・。

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青唯 - すごいすごいすごいすごい!!!!めちゃくちゃ感動!!!!!!!! (2014年7月23日 12時) (レス) id: 2d58611c0b (このIDを非表示/違反報告)
黒司遙(プロフ) - 緋咲@話したことある人!ボード注目!さん» ありがとうございました!!頑張ります!!! (2013年11月3日 20時) (レス) id: 1739423ced (このIDを非表示/違反報告)
緋咲@話したことある人!ボード注目!(プロフ) - ラスト、、、、ほんとにジーンときました!やっと二人が結ばれてほんとよかったです!これからも応援しておりますっ! (2013年11月3日 20時) (レス) id: 95ed1bc370 (このIDを非表示/違反報告)
黒司遙(プロフ) - すみません!!気づきませんでした・・・・ (2013年9月17日 16時) (レス) id: 1739423ced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっつき | 作者ホームページ:みっつき  
作成日時:2013年9月12日 18時

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