予想的中 ページ5
今日も授業が終わり、恒例の昼休み。
生徒はわいわい楽しそうにご飯を、食べてる中、私は弁当箱を持って、そのまま立ち入り禁止教室へ、、、。
今日はいませんように、、、。
まぁ、そんな願いは叶うはずもなく、狼は平然と椅子でスマホをいじっていた。
Ｆ「あー。待ってたよ。遅かったね。」
「待っててなんて言ってないんですけど、、、」
Ｆ「絶対居ると思ってたでしょ。」
「それなりに、、、まぁ、、、。居ないようにと願いながら。」
Ｆ「あ、、、。そーいえば絆創膏使ってるようで。」
「あ、勝手に使いました。お返ししますね。すいません。」
Ｆ「いやいや、あれはあげたんだわ。」
「え、、、、、あ、、、ありがとうございます、、、。」
びっくりした。人から物を貰ったのとか何年ぶりか、、、。
Ｆ「感謝の言葉言えるんだ。」
「自分でもびっくりしてます。」
Ｆ「早く弁当食べなよ。」
私が言うのもなんだが、狼も相当冷たいと思う。
でも、絆創膏を私のために置いてくれたと考えただけで不思議とその絆創膏が暖かく感じた。
そう思いながら私がお弁当を食べてると、
Ｆ「Aっていつも弁当自作？」
「はい、まぁ、、、。」
Ｆ「えらいな。」
「え？、、、わりと普通だと思ってました。」
Ｆ「俺自分で作るくらいなら食わねーもん」
「それでよく、体持ちますね。普段体育教師なわけですし、、、」
Ｆ「んー？慣れだよ慣れ。」
「なるほど、、。あ、５時限目体育か。着替えなきゃ、、、。」
Ｆ「あー。そーだったな。めんどくせー。」
「教師でしょ。」
Ｆ「Aに会えるの楽しみにしてるわ」
「た、、、ﾀﾉｼﾐ、、、？」
Ｆ「じゃっ」
狼は私が言われたことないことばっか
言ってくるから調子が狂う。
でもかすかに狼と話したいと思い始めたのは
この頃からだろうか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春苺姫 | 作成日時：2016年10月3日 12時
